大雪の翌日の様子とは打って変わって、ドアが開いたその時からBouleyの世界・・・
中に入ると、クロークの手前の壁一面に小さなりんご・・・
甘酸っぱい香りが食欲を刺激するのだとか。
オーナーシェフのデイビッド・ブーレイ氏は料理の創造性だけでなく、食空間のプロデュースにも定評のある人物。あえてアンティークに見える内装演出を試みたのだそう。ウェイティングエリアの画家のウォルター・ドークによる大きな蘭の壁画も印象的。
お姫さまのようなテーブルに案内されて、さっそく夢の時間がスタート。ランチは前菜、魚料理、肉料理、デザートのテイスティングメニューが36ドル。選択肢が多くて、どれを選ぶか迷ってしまいます・・・ホームページを見ておけばよかったな～
Pumpkin soup with ricotta and chestnut
メニューを見ている間に運ばれてくるアミューズは、少し甘くて冷たいスープ。
Pinot Noir, McKenzie-Mueller 2006 Carneros, California
グラスワインはどれも20ドル前後。迷って、カリフォルニアのものをオーダー。
前菜
Organic Local Green Asparagus with Roasted Pencil Asparagus Basil Dressing in a Comte Cloud
デルタの機内紙にも紹介されていて、オーダーしなかったのを後悔したアスパラガス。
Salad of Boston Bib, Red Watercress, Mache, Fresh Hawaiian Hearts of Palm, Julienne of Royal Trumpet Mushrooms
ただのグリーンサラダのように見えて、トランペット茸の風味がきいています。
魚料理
Organic Scottish Salmon, Lightly Cured, Indian Red River Grapefruit, Clemantine and Blood Orange, Parsnip Puree, fresh Almond Broth
Cape Cod Skate Steamed with Toasted Pinenut Dressing, Sunchoke Puree, Micro Celery
初めて食べた、ケープコッド産のエイ。こりこりとした歯ごたえが香ばしい松の実と合います。ひまわりの茎のピュレは少し甘酸っぱい。
肉料理
All-Natural Pennsylvania Chicken Squash Ravioli, Vermont Chanterelles, Carrot and Persimmon Dressing
5年前、あまりの美味しさに父も言葉を失ったBouleyの鶏。夢のように柔らかい。
Organic Long Island Duckling Roasted with Truffle Honey, Puree of Nevada Organic dates with Turnips, Julienne of Local Beets
鴨のローストは、はちみつの甘さがたまらないぱりぱりの皮とジューシーなお肉にほっぺたが落ちそうでした。ゆっくり、大事に食べてもすぐ無くなってしまったよ～
デザート前のお口直し
Chilled coconut soup with passion fruit sorbet
メニューに載っているのと違う一皿。プレ・デザートなんてとっても贅沢～
デザート
Chocolate Frivolous Chocolate Brulee, Chocolate Parfait, Hazlenut Daquoise, Chocolate Walnut Spice Bread, White Coffee and Prune Armagnac Ice Cream
これで一人前です。チョコレート好きを自称する二人も、全部平らげるのは無理だったみたい。一品一品、少しずつ温度が違うのだとか。至福のひととき・・・だね。
Hot Caramelized Anjou Pear, Valrhona Chocalate, Biscuit Breton, Hot Toffee Sauce, Rosemary and Tahitian Vanilla Ice Cream
南国のお花のような洋梨のタルト。ローズマリーのアイスクリームが絶品でした！
あっという間に、2時間半も経っていました。時間を忘れるとはこのこと。一日ずらして、本当にBouleyをFull Experienceできました。
夢のキッチンで忙しそうなシェフのみなさん。
誰もが恋に落ちてしまう魔法のレストランです。次に来るのはいつかな・・・続く！
