2010年11月8日月曜日

2010 ボルドー&パリ Le Bistro du Sommelier

ボルドーに到着後、初めてのディナー。ビストロ・デュ・ソムリエ(Le Bistro du Sommelier、http://www.bistrodusommelier.com/)にて。FIGARO voyageの小洒落た地図がとても分かりにくく、ホテルから徒歩で行ける距離、のはずが、迷いに迷ってしまいました。

ソムリエのエルヴェ・ヴァルヴェルデさんがオーナーの、気取らない雰囲気のビストロ。


ワインスクールの某先生によると「ボルドーでは、生牡蠣&ソーセージに赤ワインを合わせる」のだとか。確かに、メニューには「saucisse grillee (accompagne les huitres) グリルしたソーセージ(牡蠣の付け合わせとして)」と書いてあります。これは、試してみなければ!


アルカッション湾の北にあるフェレ岬産と、ジロンド河河口の北側にあるマレンヌ産の両方をオーダー。フェレ岬産は磯の香りが強くさっぱりしていて、マレンヌ産の方がクリーミーでコクがある。


ワインリストはラミネート加工。有名シャトーのワインがかなりお手頃価格で並んでいます。たとえば、1983年のラトゥールのマグナムが500ユーロ、とか。拡大して見てみて下さい。


一本めは、Chateau Larmande, Saint-Emilion Grand Cru 1992
やや澱が目立って、熟成したピノやネッビオーロみたいにダシがきいてました。おいしい。


FOIE GRAS DE CANARD en terrine
フォアグラのテリーヌ。本日二食めのフォアグラ。何度食べてもおいしいけどね~


二本めは、Chateau Montrose, Saint-Estephe 1999
今回行けなかったサンテステフ村のシャトー・モンローズは2級格付けシャトー。ブラックベリー、杉の香り。フルーティーで、酸味がまだまだ若々しい。一本めに比べると骨太でがっしりとした味わい。


BOUDIN BASQUE Louis OSPITAL PUREE MAISON
ブーダン・ノワールという呼び方の方がポピュラーかな?豚の血入りソーセージ。


FAUX FILET (UE) BORDELAISE
フォー・フィレのボルドー風。フィレではなく、フィレの上の部分のお肉。ジューシーさがいまひとつ。


普段のボルドー・ガールズをご存じの方には意外かもしれませんが、この日はお料理もワインもオーダーしたのはこれだけ。時差のせいで、酔いが回るより先に眠くなっちゃうんですよね~

グラスをぐるぐる回しながら生真面目にメモを取る酔っぱらい日本人女子がめずらしかったのか、ひげのウェイターのおじさんが何種類かワインを持ってきて、AOC&ヴィンテージ当てクイズでしばらく遊んでくれました。ぜ~んぜん当たらなかったけど、楽しかった!


Grand Theatre前でタクシーを降りて、ホテルまで歩きました。寒かったね~


そうそう、ちなみに、生牡蠣に赤ワイン、無理して合わせる必要ないと思います!やっぱり白で!

シャトー巡りソーテルヌ編 スデュイローへ続く!