2010年5月31日月曜日

新歓&創部一周年記念!の会

今月から新しく加わったメンバーの歓迎会と、部の立ち上げから一周年のお祝いを、表参道のLatino(http://www.latino2007.com/にて。

これまでは、お誕生日も歓迎会もお別れ会も、もっぱらランチ。今回はママたちに都合をつけてもらい(ご家族のみなさん、ご協力ありがとうございました!)、部始まって以来の夜会です。表参道でハチ公バスを降り、セント・グレース大聖堂の夜景に歓声を挙げながらわいわい歩いて、到着。

まずは、シャンパーニュで乾杯。

Gimonnet Gonet Brut Tradition RM

シャルドネ50%、ピノ・ノワール50%。泡が勢いよくしゅわ~っと。「みんな1年間、よくがんばった!」という言葉はけっこうキました。いろいろ大変だったな。


ガスパチョ・アンダルシア風 水タコのタタキ添え

すっかり、夏の気分。トマト大好き~と叫びたくなります。


魚のジュレ

トマトが苦手、という新人くんのために、ひとつだけ特別に。


島根産生岩ガキのカヴァロゼのジュレ仕立て

とても大きな岩ガキに一同感激。ピンクのジュレがかわいい。


飛び魚の自家製アンチョビ、カマのセモリナ粉フリット添え

飛び魚自体珍しいから、飛び魚のアンチョビなんてもちろん初めて。生ハムみたいにクリーミーでした。青魚も苦手、という新人くんでしたが、これは大丈夫。おいしいのは大丈夫なんだよね。


ホウボウの丸ごとロースト、トマト風味のブラックオリーブソース、チェリートマトのコンポート添え

”丸ごとロースト”シリーズはやっぱりインパクト大。シェフに「Decoupage(切り分け)どうぞ」と言われましたが、やり方が分からないので、教えていただきました。これがBeforeで・・・


・・・After。たっぷり身がついていて食べ応えがありました。チェリートマトのコンポートは、一粒一粒湯むきした、というシェフの話にママたちが感嘆の声。


Pouilly-Fuissé Vieilles Vignes Jean Jacques Litaud 1998

樹齢35年以上のシャルドネだけで造られたフランスはブルゴーニュ地方、マコネ地区の白。フルーティーで厚みのある味わい。エチケットには、ソリュトレの丘。先史時代には、野生の馬をこの丘に追い込み崖から落として肉を手に入れていたとかで、骨が沢山埋まっているそう・・・だからワインがおいしくなるとか!?


ペルセベ(カメノテ)

これもまた盛り上がったカメノテ。


カメの手首(?)のやわらかい部分を持って、ピッと引っ張るとこんな感じに身が飛び出します。見た目に反して、一度食べ始めたら止まりません。


水タコとアンデスポテトのガリシア風(ガーリックオリーブソース)

Latinoでは、密かに「スペイン美食フェスティバル!」と言うスペインフェアをやっているそうで。ガスパチョに続き、2品め。パエリアも食べてみたいな~


Finca Vieja Tempranillo Gran Reserva 1999

スペイン、ラ・マンチャ地方のテンプラニーリョ100%の赤。ブラックベリー、アメリカンチェリー、リコリス、葉たばこ。太陽が明るくて、からっとしたスペインの風景を思い出します。素直においしい。


グリーン&ホワイトアスパラとフォアグラ・猪のリ・ド・ヴォーのソテー、バルサミコソース、サマートリュフ添え

シェフのブログを見て、食べたい!と思っていたお料理に、グリーンアスパラとフォアグラまで加わって・・・本当にしあわせ。おいしかった~


猪のパテ、ジャンボン(スモークハム)ピクルス添え

とろけます・・・猪が初めての人も、大丈夫だったみたいです。


野菜のグリル、比内地鶏のフォアグラ・ジロール・トリュフ巻き添え

これに、コシアブラのフリットが後から加わりました。贅沢だ・・・


猪Tボーンの丸ごとロースト(フィレ・ロース・バラの部位)&猪スネ肉の赤ワインキノコラグー、アスパラソヴァージュ添え

ここまでくるとかなりおなかいっぱいで、なんと、あまり食べられなかった!一口でも充分おいしかったけど・・・やっぱり残念。


ワインは6人で3本。かなり控えめ。もうちょっと、飲みたかったかも?でも、いろいろたくさんおいしいものをいただいて大満足。シェフ、ありがとうございました!

次はビアガーデンだっけ?楽しみだね!



2010年5月30日日曜日

古酒を楽しむ会

古酒を楽しむ会、イ・プリミ虎ノ門店(http://r.tabelog.com/tokyo/A1308/A130802/13015254/)にて。母の師匠のワイン会に二度目の参加です。なかなか仕事が片付かず、スクールの大先輩もいらっしゃる席なのに、かなり遅刻してしまいました、スミマセン・・・

NV Dauby Champagne Brut Prestige Magnum

1本目の泡。PN70%、Ch30%。ドビはアイ村のRM。赤いひなげしの花のエチケットが可愛い。マグナムはやはり泡がしっかりしています。


1996 Patz and Hall Napa Valley Chardonnay

1本め。香ばしい香りから想像した以上に、樽のニュアンスがとっても強い。開けたばかりの時はもう少し飲みやすかった、とおっしゃる方も。パッツ・アンド・ホールは、5つの単一畑ラインと2つのリージョナル・ライン(シャルドネはナパ、ピノはソノマ)をブルゴーニュスタイルで造っている、1988年設立のワイナリー。自社畑は持たず、こだわりのブドウを長期契約で買い付けているそう。


前菜は、グリーンピースのポタージュ、スパニッシュオムレツ、グジェール。


1992 Pouilly-Fuisse Cuvee Vieilles Vignes Chateau Fuisse

2本め。熟した柑橘果実、厚みがあって、ミネラルがとても豊か。ブラインドでみなさん分かるんですね~スクールの大先輩方、さすが!でした。鰹のタルタルソースは、グレープフルーツが添えてあって、このワインととても良く合いました。このあたりで、ワインもお料理も追いつきましたっ!



1998 Nichols Winery Pinot Noir, Pisoni Vineyard, Monterey County

1本め。甘苦さを感じるくらいによく熟したプラムやチェリー。あまり酸味が感じられなくて・・・ピノ好きのくせにピノと分からず、撃沈でした。ニコルスも、自社畑を持たず、ブルゴーニュスタイルで造る1991年設立のワイナリー。特徴は、飲みごろまでリリースを控える販売方針だそうで、なるほど、ホームページを見てみると、さまざまなヴィンテージのワインが並んでいました。


1997 Marsannay Les Longeroies Domaine Denis Mortet

2本めは、「ドニほど丹念な仕事ができる栽培家はまずいない・・・このドメーヌがライバルに抜かれる心配はしばらくの間はなさそうだ。・・・・世界中のピノ・ノワール賛美者がこのドメーヌのワインこそピノの真髄だと称えるのも、至極当然のことなのである。(ル・クラスマン)」と称賛される、ドニ・モルテのマルサネ。最初、少しベジーな感じだったのが、だんだん華やかな香りに。これが、コート・ド・ニュイの典型的な香りだそう。師匠の言葉に従って少しずつ大切に飲んでいたら時間が経つとどんどん良くなり、一番長く楽しめたワインでした。ピノ大好き!


蟹のパスタ、アボカドピュレとそら豆添え。


1987 Gevrey-Chambertin En Pallud Domaine Maume

3本め。酸味がしっかり、収斂性も強くて、ちょっと苦手・・・ドメーヌ・モームは、古いブドウ樹から、遅い収穫、低い収量で、タンニンが強く深みのある長熟型のワインを造るのだそう。納得です。


1978 Chateau Haut-Bailly Graves

3本め。オー・バイィはグラーヴの赤のみ格付けシャトー(・・・ラフィット、ラトゥールはバイバイ!)。CS65%、M25%、CF10%。思わず「不思議な香り・・・」とつぶやいてしまった、枯れ草や土のような香りは、カベルネ・フランが熟成した香りだそう。70年、75年、78年はグラン・ヴィンテージ。やわらかくて、目が詰まっているのになめらか。いつまでも飲み続けて居られそう。これも好き。


サルティンボッカ。仔牛の肉を生ハムで巻いてあります。赤ワインに合う~


1965 Chateau Gazin (Half) Pomerol

4本めは、お誕生日月の方の生まれ年のワイン。酸味が強いのは、ブドウが未熟だったオフ・ヴィンテージの年だったから、だとか。果実味たっぷりの若々しいイメージが、ぴったりだな、と思いました。師匠は私の生まれ年も悪くない、とおっしゃって下さいますが・・・どんな味わいなのかな?


バースデー・ケーキは、お持ち帰りにしてくれるそう。おめでとうございます!


1989 Riesling Selection de Grains Nobles Dopff au Moulin

デザートワインは、アルザスのセレクション・ド・グラン・ノーブル。「貴腐化した果粒の粒選り」ブドウで造った甘口ワインです。熟成したリースリングらしいペトロール香がする、と思ったら、味わいもねっとりとオイリー。美味しい~


デザートプレート。この店でイチ押し、というプディングはやっぱりデザートワインと合いますね~


おいしい・おいしくない、良い・悪い、ではなくて、ワインの個性を尊重して、愛情を持って味わう姿勢が素敵なこの会。仲間に入れていただいて、本当に光栄です。またよろしくお願いします!



2010年5月25日火曜日

美容部 参鶏湯(サムゲタン)の会Ⅱ

女の子4人、高麗参鶏湯(http://www.samgetang.co.jp/)でデトックス。

前回も書きましたが、メニューは参鶏湯と2種類のチヂミのみ。おかわり自由のキムチ、カクテキ、韓国のりが先に運ばれてきます。マッコリはやかんで~


チヂミは、海鮮キムチチヂミを頼みました。けっこう大きい!


参鶏湯はこれが一人分。2,800円出す価値、あります。


何でも話せる仲間がいるって、幸せ。身体も心もすっきり。定期開催にしよう!



2010年5月18日火曜日

西麻布 Les Vinum & 葡呑 ぶのん

ワインスクール中級クラスの同窓会、レ・ヴィノム(http://www.les-vinum.com/http://r.tabelog.com/tokyo/A1307/A130703/13004700/)にて。平日だったので来られない人が居たにも関わらず、けっこう人数が集まりました。ワインはすべて持ち込み。


トマトムースをはさんだ茶わん蒸し。スープは透明なのにほのかなトマトの風味。


Champagne, Henri Giraud "ESPRIT" Brut, 1500ml (Magnum)

PN30%、Ch30%。ステンレスで1年発酵。きめ細かく、でもしっかりとした泡はマグナムだから、だとか。さわやかな青りんごや洋梨、バニラのような甘い香りも。


Overstone Hawke's Bay Chardonnay 2007 New Zealand

Ch100%。新世界のシャルドネらしく樽の香りと熟した柑橘の果実味たっぷり。


Val de Loire, Menetou-Salon, Domaine Henry Pelle 2007

SB100%。ロワール地方、サントル・ニヴェルネ地区のメヌトゥー・サロンは1959年に認定された新しいアペラシオン。ドメーヌ・ペレはこのアペラシオンの名声をあげた第一人者だそう。ミネラルが豊富ですっきりした飲み口。ソーヴィニヨン・ブラン特有の苦みはそれほど強く感じません。


Piemonte Italy, Aarbarei Riesling Ceretto Vintage?

Riesling Renanoは、ドイツ・ラインガウのリースリングをレナーノ渓谷の畑に移植した品種。ヴィンテージをチェックし忘れたけど、ペトロール香と、熟したりんごのようなまるい酸味と甘みが面白い。


Ciantons Rose, Vie di Romans, Friuli 2008

熟成したイタリアワインの会で飲んだのとはヴィンテージ違い。Ciantonsは「隅っこ」という意味で、文字通り畑の隅っこにある0.84haの区画に植えられた、M100%のロゼ。最初はしっかり冷えていたので、ぐいぐいいける感じ。温度が上がると甘い樽のニュアンスにうっとり。この時間差のギャップが色っぽくて好き。


Nigl, Gruner Veltliner Senftenberger Piri Vintage?

オーストリアを代表する品種、グリューナー・フェルトリナーは、中級クラスで最後に飲みました(すっかり忘れてた)。微発泡で酸味とミネラルが豊富なワイン。


岩牡蠣。岩海苔と、とんぶりを散らしたジュレ状のソースは和風な味付け。


稚鮎のエスカベッシュとアスパラソバージュ。アスパラソバージュは、アスパラっぽい色でつくしみたいなかたち。フランスの山で採ったのを冷蔵や冷凍で輸入するらしい。冷蔵ものは春の一時期しか食べられないそうです。酔っ払いメモには「(鮎が)めちゃ小さい!」と書いてありました。


ワインはそれぞれ1本ずつ持ち寄ったので、かなりの本数。数本ずつ回して、好きなのを好きな順に飲んでいきました。どれがどれだか、分からなくなりそう・・・


Bourgogne Rouge "Les Paquiers" Domaine J. L. Raillard 2007

PN100%。造り手のジャン=ルイ・ライヤールの両親はDRCで巡り合ったそう。可愛らしい(チャーミング?)香りにキュンとなります。


Sestadisopra Rosso di Montalcino 2006

Sangioveze Grosso。熟したブルーベリーやプラムのような果実味と、柔らかなタンニンがちょうどいいバランスで、飲みやすい。豚の炭火焼きのソースと相性ぴったりでした。


Chateau Herve Laroque 1999

M65%、CF20%、CS10%、Ma5%。ボルドー右岸、フロンサック地区の赤。


Chateau du Tertre 2007

デュ・テルトルは、メドック格付け5級シャトー(さて、劇場「どさくさ」で・・・)、アルサック村。CS40%、M35%、CF20%、PV5%


Condado de Haza 2005 Ribera del Douero Alajandro Fernandez

Tn。ロバート・パーカーに「スペインのペトリュス」と例えられた”ペスケラ”の生産者アレハンドロ・フェルナンデスが造ったワイン。濃厚な果実味、スパイス、甘い樽のニュアンス。なめし革のような野性味あふれる香りが鼻に抜ける感じ。この日飲んだ中で一番個性が強かった気が・・・


ホワイトアスパラガス。とろりとかかった黄色いソース(何のソース?)が濃厚。


鰻の炭火焼と、枝豆のリゾット。


野菜のココット。レモンを絞って、塩をつけて。カラフルな変わった野菜たち。


豚の炭火焼。お肉はジューシーで、甘酸っぱいソースがワインとぴったり。


二次会は、徒歩圏内の葡呑(ぶのん、http://www.bunon.jp/http://r.tabelog.com/tokyo/A1307/A130703/13092192/)へ。古民家を改築したというお店の外観は、ワインを飲ませる店に見えないかも。つぎは和食でワインもいいな~

Cappellano Barbera d'Alba Gabutti 2003

Bb100%。昨年亡くなったバローロの生産者、テオバルド・カッペラーノが造ったバルベーラ・ダルバ。酸味がしっかりしていて、フルーティー。


Cappellano Barolo Otin Fiorin Pie Rupestris-Nebioli 2003

Nb100%。同じ造り手のバローロ。オティン・フィオリンは、バローロのクリュ、ガブッティの中にある畑。やっぱりバルベーラよりこっちの方が好き~


ご近所さんを送り届けて、無事に帰宅。一緒に飲むワインはおいしいね。