2010年11月20日土曜日

ヌーヴォー飲み比べ アドバイザーデビューワイン会編

ヌーヴォー解禁後の週末は、愛媛の実家へ戻ってワイン会のお手伝い。

午前中のうちにお料理の買い物にはお伴したものの、ごはんを食べておなかいっぱいになったら、連日の移動疲れからかついつい昼寝してしまい…起きたらもう会場のセットアップは完了してました!フランスにちなんだトリコロールカラー。ランチョンマットにしているのは地元名産の和紙。


始まってから、もうすぐ15年目を迎えるワイン会2005年のヌーヴォー解禁日には、地方新聞で取り上げられたこともありました。ワインの勉強を始めてから、やっとその凄さが分かってきた感じ。


ウェルカム・ワインはデア・ノイエ。フランスワインより早い11月1日から販売が認められている、ドイツワインの新酒。発酵途中で瓶詰めされるそうで、ぷちぷち泡がはじけてフレッシュ感たっぷり。ハルブトロッケン(半辛口)表示ですが、やや甘みが感じられて、ワインを飲み慣れない女性にもおすすめできそう。


ジョセフ・ランドロンのミュスカデ・プリムール。ロワール地方、ペイ・ナンテ地区の新酒です。デア・ノイエの後だったこともあり、レモンのようなきりりとした酸味が際立ちます。レモン風味のドレッシングを和えたサラダや、生ハムとの相性が良かったみたい。


ドメ−ヌ・ジョベールのボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォー。 ブルイィの自然派。開けてすぐの特徴のある香りで、苦手と思ってしまった方が多かったようです。自然派ワインによく感じられる、いわゆるビオ香のようなものは時間を置くとなくなり、甘いフランボワーズソースのような香りと味わいに。


シリル・アロンゾのランセストラ P・U・R ボージョレ・ヴィラージュ・プリムール。2009年はリキュールのような濃ゆい仕上がりだったそうですが、2010年は一転、とにかくフレッシュでキュートな苺ちゃんワインに。ボージョレ・ヌーヴォーのイメージにぴったりで、この日飲んだ中では一番好きでした。


アンリ・フェッシ−のボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォー トラディション。しっかりとした味わいですが、酸味や渋味のバランスもとても良く、何よりも開けてから時間が経っても味わいがあまり変わらないので、どなたにもおすすめしやすそう。素直においしいと言えるヌーヴォー。


差し入れしたマルセル・ラピエールのボジョレ−・ヌーヴォー。解禁日に続いて、二回目の追悼の杯。開けてすぐのバランスの良さはさすが。時間が経つにつれ酸味が際立っていく印象。


いつもより参加人数が多かったそうで、ワインもお料理もカウンターに置いたものを好きなだけ注いでいくビュッフェ方式。人気投票の結果は、来年の発注の参考になります。


お料理もなかなか好評でした~タジン鍋、やっぱりいいね。

やはりヌーヴォーだけだと飲み足りない、ということで…

シャトー・ラシュネ1993、オー・メドック。まろやか、飲みごろです。だんだんとボルドー好きになりつつあります。差し入れの大判焼きとはそれほど合わず。


シャトー・ラ・プージェード2005、カオール。マルベック主体、メルロー等。試飲用を開けたのですが、まだまだ若い。アルコール度数は13.5%。なぜか大判焼きと合わせるとフルーティーな味わいになり、意外にも一本きれいに空きました~


「去年飲んだのと、今年は違うな~」と、みなさん、飲みのキャリアが違うコメントが多く、ひよっこアドバイザーとしてはとても勉強になりました。知識だけでなく、経験も積まないと!


ワイン会はこれでお開き。二次会にお誘いいただき…シバリス(http://www.e-komachi.com/web/gourmet/detail.asp?tnid=24636)にて、カヴァで乾杯。


マンサリーニャでシメ。地方ならでは、運転代行が迎えに来て、つぎつぎ去っていくみなさんをお見送りしてから家へ戻りました。近所なんです。


ひよっこアドバイザーを今後ともよろしくお願いします~