2009年9月26日土曜日

ADV 2009年4月期 修了パーティー

XEX Atago Green Hills(http://www.ystable.co.jp/restaurant/xexatago/index.html)で、アカデミー・デュ・ヴァンの修了パーティーがありました。

愛宕グリーンヒルズの最上階からの眺めは、東京タワーを間近に見下ろす絶景。残念ながらまだ日が高い時間だったので、素晴らしい夜景は想像でがまん。

最後の授業からほぼ1カ月、それまで毎週会って、ワインを酌み交わしていたクラスメートたちとは久々の再会でした。10月からそのまま次のSTEP 2のクラスへ進む人も多くて、なんかちょっとうれしい。

そうそう、4月に受講クラスを決めようとチェックした先生のプロフィールには、こんなことが書いてありましたっけ。

ワイン上手になる秘訣・・・それはワイン友達を作ることなのです。「矢野クラスへ通って良かったことは、真の友達ができたこと。一生の財産です」と卒業生たちは異口同音に語ります。年齢・性別・職業を越え、ワインやグルメという共通の趣味をもつ者同士が毎週、半年間定期的に顔を合わせるのです。あなたがまだ知らない極上のワイン・素敵な人たちに出会えるはずです。

本当、そのとおりになってるかも。ワインが楽しいのみものだ、と思えると勉強する気も湧いてくるしね。

さて、修了パーティーの企画の中で一番楽しませてもらったのは、グランヴァンの有料試飲!教科書で学んだあの有名シャトーのワインたちが、90ccで3千円。普段、授業でテイスティングするワインは50ccなので、しっかり味わえる量あります。数量限定だったので、何人かで1杯を分けあいました。

残念ながら、シャトー・オー・ブリオンの1970年はすでにソールドアウト。

まずは、シャトー・ラトゥールの1987年をゲット。もちろん、グランヴァンは飲み慣れてないからか、「あれ、こんな感じ?」が私の感想。「余韻が長い」「いかにも高いワインの味」など反応はさまざま。


1987年のラトゥールは75%のカベルネ・ソーヴィニョンと25%のメルロでつくられ、カベルネ・フランもプティ・ヴェルドもブレンドされていない。
このワインは深みのあるルビー色で、びっくりするほど内向的だが、将来有望な、ブラックカラントとスパイシーなオーク、ハーブのブーケがある。口に含むとミディアムボディで、このヴィンテージの多くのワインよりも力強く、タンニンが多く、フィニッシュは驚くほどの正統性を発揮している。
1987年でまだ飲み頃でない、数少ないもののひとつ。15年以上もつのは実際、これと、ムートン・ロートシルトだけだろう。この1987年はラトゥールにとって、1983年、1985年に比べれば注目すべき成功。
飲み頃予想:現在から2010年、最終試飲月:91年4月
講談社 『BORDEAUX ボルドー 第3版』


次は、シャトー・ムートン・ロートシルトの2004年。


ラベルの絵の下に手書きっぽく書いてある言葉(To celebrate the 100th anniversary of the Entente Cordiale, Charles 2004)が気になって、しかも「チャールズ」って誰よ、と思って調べてみると、英国のチャールズ皇太子でした!「英仏友好協定締結100周年を記念して。チャールズ2004年」って書いてあったんですね。水彩画で描かれているのは「南仏のアンティーブで、松の木々が青空に映える様子」だそう。皇太子には謝礼として、ムートンのボトル1本が贈られたとか。
ラトゥールに比べると、若々しく、収れん性を感じました。

濃い紫色がかったルビー色で、フレッシュで、いきいきとした2004年のムートン・ロートシルトは新しい鞍の革、トリュフ、カシス、鉄、酸味、ほのかな渋みを感じる。ミディアムボディーで、まるで流線型を描くように控えめな個性を持っている。リッチで、ピュアなこのクラレットは高貴なタンニンを放つまでには、あと10年の熟成を待たなければならない。
予想される飲み頃:2015~2045年
『ワインアドヴォケイト』

B級グルメとワインのマリアージュコンテストもやってました。酷評されていた「おはぎとジンファンデル」、私はありだと思ったけどなあ・・・

まだまだ、ワインの楽しみは広がりそうです。