2010年5月18日火曜日

西麻布 Les Vinum & 葡呑 ぶのん

ワインスクール中級クラスの同窓会、レ・ヴィノム(http://www.les-vinum.com/http://r.tabelog.com/tokyo/A1307/A130703/13004700/)にて。平日だったので来られない人が居たにも関わらず、けっこう人数が集まりました。ワインはすべて持ち込み。


トマトムースをはさんだ茶わん蒸し。スープは透明なのにほのかなトマトの風味。


Champagne, Henri Giraud "ESPRIT" Brut, 1500ml (Magnum)

PN30%、Ch30%。ステンレスで1年発酵。きめ細かく、でもしっかりとした泡はマグナムだから、だとか。さわやかな青りんごや洋梨、バニラのような甘い香りも。


Overstone Hawke's Bay Chardonnay 2007 New Zealand

Ch100%。新世界のシャルドネらしく樽の香りと熟した柑橘の果実味たっぷり。


Val de Loire, Menetou-Salon, Domaine Henry Pelle 2007

SB100%。ロワール地方、サントル・ニヴェルネ地区のメヌトゥー・サロンは1959年に認定された新しいアペラシオン。ドメーヌ・ペレはこのアペラシオンの名声をあげた第一人者だそう。ミネラルが豊富ですっきりした飲み口。ソーヴィニヨン・ブラン特有の苦みはそれほど強く感じません。


Piemonte Italy, Aarbarei Riesling Ceretto Vintage?

Riesling Renanoは、ドイツ・ラインガウのリースリングをレナーノ渓谷の畑に移植した品種。ヴィンテージをチェックし忘れたけど、ペトロール香と、熟したりんごのようなまるい酸味と甘みが面白い。


Ciantons Rose, Vie di Romans, Friuli 2008

熟成したイタリアワインの会で飲んだのとはヴィンテージ違い。Ciantonsは「隅っこ」という意味で、文字通り畑の隅っこにある0.84haの区画に植えられた、M100%のロゼ。最初はしっかり冷えていたので、ぐいぐいいける感じ。温度が上がると甘い樽のニュアンスにうっとり。この時間差のギャップが色っぽくて好き。


Nigl, Gruner Veltliner Senftenberger Piri Vintage?

オーストリアを代表する品種、グリューナー・フェルトリナーは、中級クラスで最後に飲みました(すっかり忘れてた)。微発泡で酸味とミネラルが豊富なワイン。


岩牡蠣。岩海苔と、とんぶりを散らしたジュレ状のソースは和風な味付け。


稚鮎のエスカベッシュとアスパラソバージュ。アスパラソバージュは、アスパラっぽい色でつくしみたいなかたち。フランスの山で採ったのを冷蔵や冷凍で輸入するらしい。冷蔵ものは春の一時期しか食べられないそうです。酔っ払いメモには「(鮎が)めちゃ小さい!」と書いてありました。


ワインはそれぞれ1本ずつ持ち寄ったので、かなりの本数。数本ずつ回して、好きなのを好きな順に飲んでいきました。どれがどれだか、分からなくなりそう・・・


Bourgogne Rouge "Les Paquiers" Domaine J. L. Raillard 2007

PN100%。造り手のジャン=ルイ・ライヤールの両親はDRCで巡り合ったそう。可愛らしい(チャーミング?)香りにキュンとなります。


Sestadisopra Rosso di Montalcino 2006

Sangioveze Grosso。熟したブルーベリーやプラムのような果実味と、柔らかなタンニンがちょうどいいバランスで、飲みやすい。豚の炭火焼きのソースと相性ぴったりでした。


Chateau Herve Laroque 1999

M65%、CF20%、CS10%、Ma5%。ボルドー右岸、フロンサック地区の赤。


Chateau du Tertre 2007

デュ・テルトルは、メドック格付け5級シャトー(さて、劇場「どさくさ」で・・・)、アルサック村。CS40%、M35%、CF20%、PV5%


Condado de Haza 2005 Ribera del Douero Alajandro Fernandez

Tn。ロバート・パーカーに「スペインのペトリュス」と例えられた”ペスケラ”の生産者アレハンドロ・フェルナンデスが造ったワイン。濃厚な果実味、スパイス、甘い樽のニュアンス。なめし革のような野性味あふれる香りが鼻に抜ける感じ。この日飲んだ中で一番個性が強かった気が・・・


ホワイトアスパラガス。とろりとかかった黄色いソース(何のソース?)が濃厚。


鰻の炭火焼と、枝豆のリゾット。


野菜のココット。レモンを絞って、塩をつけて。カラフルな変わった野菜たち。


豚の炭火焼。お肉はジューシーで、甘酸っぱいソースがワインとぴったり。


二次会は、徒歩圏内の葡呑(ぶのん、http://www.bunon.jp/http://r.tabelog.com/tokyo/A1307/A130703/13092192/)へ。古民家を改築したというお店の外観は、ワインを飲ませる店に見えないかも。つぎは和食でワインもいいな~

Cappellano Barbera d'Alba Gabutti 2003

Bb100%。昨年亡くなったバローロの生産者、テオバルド・カッペラーノが造ったバルベーラ・ダルバ。酸味がしっかりしていて、フルーティー。


Cappellano Barolo Otin Fiorin Pie Rupestris-Nebioli 2003

Nb100%。同じ造り手のバローロ。オティン・フィオリンは、バローロのクリュ、ガブッティの中にある畑。やっぱりバルベーラよりこっちの方が好き~


ご近所さんを送り届けて、無事に帰宅。一緒に飲むワインはおいしいね。