2010年3月13日土曜日

中級コース修了・・・涙。

先週の最後の授業につづき、今週は修了試験がありました。

まだ実際に飲んだワインの数も種類もまだそれほど多くないので、ただただ丸暗記で知識を詰め込む感じ。ミクシィで情報交換をしたり、何だかまた学生に戻ったようで楽しかったのですが、前夜に覚えたことも仕事に追われて一日経つとまたすっかり忘れていることが多い・・・

試験の内容は、前半が筆記で、後半が赤白一種類ずつのブラインドテイスティング。とりあえず、数週間後に郵送されてくる結果待ちです。

そして、試験の後は「お楽しみテイスティング」。と言っても、ごほうびに高級ワインが出てくるわけではなく、まだ知らないことがたくさんあるな~と思わせるものが出てくるのがお決まりのパターン。


左から・・・

WEINGUT BRUNDLMAYER Lamm Gruner Veltliner, Kamptal 2007
オーストリアのグリューナーフェルトリナー種は授業に出たことがない品種。綺麗な酸味とミネラルはリースリングに似ているけど、もう少し軽やかな印象。

GRAVNER Ribolla Anfora 2001
イタリアのフリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州の、先生曰く「変態」ワイン。ワイン発祥の地グルジアでの昔ながらの造り方に倣い、テラコッタ製のアンフォラ(つぼ)を地中に埋め、白なのに果皮も一緒に漬け込み発酵。色が濃く、シェリーのようなドライな風味、ちょっと苦みも・・・クセありすぎ~

Niepoort REDOMA Douro Tinto 2004
ポルトガルのポートワイン生産者が造ったふつうの(スティル)ワイン、焼けつくように暑い土地で焦げ付くほど熟した果実から造ったのが分かる。ロースト香がして、果実味は濃縮されていて、アルコールが高い。アメリカ人の間で人気が高まっているのだそう。やっぱり、濃ゆいのが好きなんだね。

個性のあるワインって、好みに合うかどうかにかかわらず、単純に面白いです。


ひとりひとり名前を呼ばれて、先生から修了証書を授与されました~


最後の晩餐は、表参道CIVETTA(http://r.tabelog.com/tokyo/A1303/A130301/13023193/にて。
飲み放題だったので、ビール数杯でウォームアップしたあとは、グラスワインの赤。お店の方は瀕すはカベルネ・ソーヴィニヨンだと言ってたけど、先生が言うとおりムールヴェドル(モナストレル)ぽい?それにしても、食事をしながらカクテルを飲む、というのが全く無くなったな~


まっすぐ帰る予定が、結局、二次会の麻布六堂BAR(http://ggyao.usen.com/0004104333/へ。東京タワーが間近に見える個室はすごく居心地が良い。

持ち込みで飲ませていただいた1本めは・・・

BARRUA 2005


サッシカイアの醸造家ジャコモ・タキスとオーナーのセバスティアーノ・ローザがイタリア、サルデーニャ島で造ったワイン。カリニャーノ85%、カベルネ・ソーヴィニヨン10%、メルロ5%、熟成は樽で18ヵ月、瓶詰めしてさらに12ヶ月。凝縮したブラックベリーの果実味に、甘草のようなほどよい甘苦さ。

そして、2本目が・・・

DRC Echezaux (Magnum) 1972


上の方はこんな淡い色。マグナムだし、いったい幾らするの?という話で持ちきりに。感想はと言うと・・・う~ん・・・香りと、味の印象がずいぶん違う?熟成のピークで飲むって、難しいのかな。


たっぷり飲んで、みんなで気持ちよく酔えるのって、本当にしあわせ!しあわせすぎて、ちょっと寝てしまいました・・・

こんな風に平日から浴びるほど飲んで散財してる仲間がこれからどんな風に歳を重ねていくのかとっても興味があります。みなさま、今後とも末永くお付き合いのほど、よろしくお願いいたします!