2010年5月9日日曜日

広尾 à nu, retrouvez-vous

日曜日のちょっと贅沢なランチ会。ワイン仲間と広尾のア・ニュ(http://www.restaurant-anu.com/http://r.tabelog.com/tokyo/A1307/A130703/13098768/)にて。

アペリティフはブラッドオレンジのシャンパン・ソルベ!可愛い!!


前菜は2種類。特別に、隣同士が違うお料理になるようにして下さったので、みんなでシェア。本当はマナー違反のはずだけど・・・

山口県萩産 瀬つき鯵のサラダ よもぎのソース

瀬つき鯵は、山口のブランド魚だそう。餌の豊富な天然の瀬(岩礁)に棲み着いて、良質な餌を食べて脂がのっています。ソースはほんのりよもぎの香り。春!


駿河湾産 桜海老と筍のサラダ クルヴェットグリーズのジュレ

クルヴェットグリーズは、名前のとおり、灰色の小型の海老。その海老で取ったお出汁のぷるぷるの煮こごりと、フレッシュな桜海老、そして桜海老のチップス。これも春にしか味わえない、可愛い色合いの海老づくしの一皿。しゃきしゃきの筍もおいしかったな~


Meursault, Vaucher Pere et Fils 2007

ナッツのような香ばしい香り。新樽30%で、11か月の樽熟成。「ムルソーは凧糸」、と習った通りの骨太な酸味、でも香りの印象とは少し違って、爽やかな味わい。


お魚料理は、山口県萩産 黒鯛のポワレ ウニソース

じっくり焼いた皮が香ばしい!ウニのソースはくどすぎないミルキーさが絶妙。


Vougeot Clos du Village Domaine Leymarie-Ceci 2004

昔ながらの造り方にこだわり続けるドメーヌ。ラベルの紋章はポムロールのレイマリー家の家紋だそう。開けてすぐは土っぽく、ちょっと複雑な香り・・・(不安)。でも、次第に開いてきて、赤い果実や甘いバニラの香りに。口あたりはビロードタッチで、けっこう熟成感がありました。



2種類のお肉料理も仲良くシェア。

和牛頬肉のマデラ酒煮込みは、ナイフがいらないほろほろの柔らかさ!


マダムビュルゴーのシャラン鴨もも肉のソテー 白と赤のソース

塩味の効いた皮はぱりっぱり、厚切りのお肉はじゅわわっと肉汁が溢れるほどジューシー。白は玉ねぎのソース、赤はビーツのソース。シャラン鴨とシャラン産鴨って、違うんですね、知らなかった!


チーズの盛り合わせ。

黄色いのが18ヵ月熟成のミモレット。ポートワインでウォッシュして、アニスリキュールでマリネしたフェンネルをトッピングしたのが、自家製カマンベール。グリーンとパープルの色合いがちょっとびっくり。スプーンに載ったのがエポワス・ド・ブルゴーニュ、マールでウォッシュしたクセのある味が最高。


なぜか、上げ忘れていた一本・・・

Chambolle Musigny Domaine Alain Hudelot Noellat 2000

「ヒュー・ジョンソンの『ポケットワインブック』にもおすすめとして名前が挙がっている、名門ドメーヌ。注いだときから香りが開いている。熟成感と果実味が程よく混和しているけど、まだ果実味が勝ってるかな。素直においしいと思える頃合い。厚みのあるフランボワーズの味わいがジューシーで親しみやすい印象。エポワスにベストマッチでした!」

そうそう、そうでした!みんなで本開いて見てたよね。そんなに酔ってた気はしないのに(雰囲気には十分酔ってた)、メモが残ってなくて・・・テイスティングコメントも、お借りしました~


Sauternes Doisy-Vedrines 2000

バルサックの2大シャトー、クリマンとクーテ(栗まん食って・・・)の南東に位置する、名門カスティジャ家が所有するシャトー。あんずやはちみつ、パイナップルのような酸味、クレームブリュレのような香ばしさ。贅沢な休日です・・・


デザートも2種類をシェア。スイーツ男子は500円でもう一皿追加してました。

ティラミスは、マスカルポーネのスープにブラックコーヒーのタピオカが隠れています。トッピングのフランボワーズが甘酸っぱくて、ちょっと大人味。ほろ苦いね!


苺のリゾット。ライスプディングよりもアルデンテなゆで加減の、苺ミルク味のリゾットは、ミントと甘酸っぱい苺のソースがアクセント。女の子気分が上がります。


ひさしぶりに会った人もいたのに、いつもの話題、いつものワイン談義・・・本当に相変わらず。2010年ヴィンテージのワインがしっかり熟成するまで、楽しい会を続けていこうね~