2010年2月11日木曜日

2月バースデーワイン会

ワインスクールの授業後、クラスメート3人の2月のお誕生日祝いに、ABASQUE(http://www.esdesign.biz/)へ。ご実家が精肉店を営むシェフのバスク地方のビストロ料理と、シニアソムリエが選ぶワインのお店です。

祝日のお休みの前日はお店を見つけるのも難しそう、と、人数を10人にしぼっていたものの、小ぢんまりとしたお店だったのでぎゅうぎゅう肩を寄せ合って着席。

かわいい器に盛られた前菜。左からタコとトマトのマリネ、オリーブの塩漬け、レバーのペースト、ポテトのグラタン、アンチョビのペースト。




乾杯は、昨年末の授業でも飲んだシャンパーニュ。
Champagne GUY CHARLEMAGNE
Grand Cru Blanc de Blanc Reserve Brut NV
シャルドネ100%。青リンゴやライムの果実味がはじける感じで、シュッとしたスタイリッシュな印象。




授業でブルゴーニュの白を6種類飲んだ後だったのですぐにでも赤を!という声も多かったのですが、おすすめの中から選んだ白はスペインはルエダのベルデホ。
PRIOS Rueda Maximus Verdejo 2008
フルーティーで少しナッツのような風味。



アバスク風キッシュ。お店で一番人気、シェフの実家の精肉店で熟成させた、ヴァントレッシュ(バスク豚のベーコン)を使っているそう。ふわふわ、とろ~り。



おまちかねの赤は、スペインのガルナッチャ主体のドン・ラモン。
Don Ramon 2006 Bodegas Aragonesas DO campo de Borja
ガルナッチャ75%、テンプラニーリョ25%。想像したよりまろやかだったのは、スチールタンクで1年、瓶で9ヶ月以上、という熟成のせいかな。
ボトルのデザインがスペインらしくてかわいい!



たこ焼きみたいにころころ丸いかたちは、鱈のコロッケ。
ほんのりトマト味のソースが、スペインワインにぴったり。


アバスク風自家製ソーセージと、サラダ。
ソーセージは脂が濃厚・・・肉食のみなさんにはたまらない感じ?



エチケット(ラベル)が見えないようにして、ブラインドで出していただいた赤。
Beaujolais Villages AOC JULIENAS Paul Raitz 1998
ラズベリーなどの赤い果実・・・でもピノほど酸味は強くなくて。ガメイ100%と聞けば、少しバナナの皮のような香りもするかなあ・・・と、正直言って全然分かりませんでした。1998年は私が社会人になった年。このワインも同じ年月を重ねて、こなれてしっかりとしたワインに育ってました。おいしい。



バスク豚のロースト、にんじんのグラッセ添え
バースデーガールがリクエストしたバスク豚は、やわらかいのにしっかり引きしまったお肉。美味しい脂がしっかりしみ込んだにんじんは翌朝しみじみ思いだしてしまったくらいのおいしさでした!



そして、バスク豚のローストに合わせて選んだのは、テンプラニーリョ主体の赤。
DOC Rioja MURUA Reserva 2001
テンプラニーリョ90%、グラシアーノ8%、マスエロ2%。バスク豚とマリアージュする口当たりの柔らかさで、余韻もしっかり。リオハの熟成感はないけど、スペインらしい楽しい味わいのワインでした。




鮮魚のポワレと魚介のパエリアには、微発泡のロゼを合わせて。
Ameztoi Rubentis Getariako Txakolina
バスク地方の地品種、オンダリビで造ったとてもめずらしいロゼワイン。「注ぎ方が独特」らしいのですが、離席していたので残念ながら見られず。上の方からデキャンタ-ジュするように注ぐとか。




今日は大きめのバースデープレート。3人分です。あったかいいちご、バニラとキャラメルのソルベ、チョコレートプリン、そして栗のガトーバスク。おめでとう!




ここでいったんお誕生会はお開き。寒空の中、5人は終電に急ぎました。

まだまだ飲む気たっぷりに残った5人でさらに1本。
Morey-Saint-Denis 1er Cru Clos Sorbe Francois Legros 2005
当たり年の2005年だけあって、しっかりとしていて香りにも味にも厚みと複雑さが。でも、ピノらしさがあまり感じられず・・・もう少し寝かせてもいいんじゃないかな~。だけどやっぱりいいワインは飽きずに飲んでしまう。




スクールで秋から受講しているコースも残りわずか。
この日も含め、ブルゴーニュとボルドーが2回ずつ、そして修了試験で終わり。
でも、変わらずみんなで集まって飲みたいよね!