2009年10月8日木曜日

ADV2 はじめての回

いよいよ始まったSTEP2の初回。STEP1からそのまま持ち上がりのメンバーが多くてうれしい。先生の目の前のいつもの席で、いつものようにわいがやしつつ、リラックスしてスタートしましたよ。

前半のレクチャー、本日のお題は「テイスティングの推論」。STEP1で学んだ”テロワール”から一歩進んで、産地毎のワインに見られる典型的な個性を表す”ティピシテイ”というキーワードを学んだあとは、テイスティングのより詳しいお勉強・・・

これは、香りのサンプル。フルーツ、ハーブ、スパイス、葉巻、などなど。丁子(ちょうじ)と甘草(カンゾウ)の香りが分かりました。コーヒーについては、いろいろな香りのサンプルを使って勉強するクラスを受けたことがあったけど、ワインだとまたサンプルの種類が違って面白いです。



後半は、おまちかねのテイスティング。先生曰く、第1回めと19回めの授業でいいワインが出る、とのこと。今日も、準備するグラスは2脚だけ(通常は6脚)だったので、ずっとわくわくしてました。

最初のグラスは、シャンパーニュ。ヴーヴ・クリコ・ポンサルダンのラ・グラン・ダム、1998年の収穫年表示があります。ほのかに甘くて、これまでに飲んだスパークリングの中で一番かなと思うくらいのきめ細かな泡がクリーミーで美味しかった。新しい門出にふさわしい一杯でした。価格は21,000円!

次のグラスは、イタリアのトスカーナ、テヌータ・サン・グイドのサッシカイア、1997年。STEP1のイタリアワインの回でも、”元祖スーパートスカーナ”として習ったワイン。飲んでみたかったんです。カベルネ・ソーヴィニョン85%、カベルネ・フラン15%のブレンドで、オークの小樽で短期間熟成させて造っている、なのにやっぱり少しボルドーワインとは違う味わい。私の右脳フル回転の妄想イメージでは、ボルドーワインが、石造りの家や石畳の道、パープル系の色、ビロードの肌ざわり、うつむきがちな大人の女性、なのに対して、サッシカイアは、夕焼け、赤煉瓦、オレンジ系の色、大きな花柄のワンピースを着て太陽の下で振り向きざまに笑顔の大人の女性、といった感じです。色合いは少しオレンジがかり、渋みはなめらか、ドライフルーツのような味わい。とにかく余韻が長い。価格は31,500円!


アフタースクールは、アンカフェ(http://www.uncafe-tokyo.com/)にて、受講生ほぼ全員参加?最後の晩餐くらいの長~いテーブルでよろしくお願いします、の乾杯。

白ワインは、ロワール地方のワイン、ミュスカデ・セーヴル・エ・メーヌ・シュール・リー、ドメーヌ A.バーレ。ミュスカデは苦手、と思ったけど、少し発砲性があって、意外に良かった。夏の昼下がりにはぴったりかも?「ミュスカデ・セーヴル・エ・メーヌ」の原産地呼称は、セーヴル川とメーヌ川周辺の23の村で作られるワインにのみ認められていて、秀逸だとされているんだそうです。おいしいはず!


赤は、カーヴ・ド・ラ・トゥーランジェル、トゥーレーヌ、ルージュ、2006年。いちごのような味がしました。サッシカイアの後にはちょっと・・・調べたところ、カベルネ・フラン、ガメ、マルベックのブレンドのよう。


また半年間、しっかりお勉強がんばります。