2009年12月18日金曜日

ハモン・キヨシ解禁!ワイン会

秋田にある生ハム工房(http://www.granvia.jp/namahamu/namahamujuku.html)で手作りし、24箇月の熟成を経たハモン・キヨシ解禁!のワイン会、調布の一軒家の料理教室、アトリエ・レ・カイユ(http://lescailloux.cocolog-nifty.com/)にて。

集まったのは10人、ワインは15本。一人1本以上の計算・・・

泡、甲州、ヴィオニエ、ソーヴィニヨン・ブラン、ガルガネーガ、アルバリーニョ、ピノ・ノワール、カベルネ・ソーヴィニヨン、ジンファンデル、シラー、サンジョヴェーゼ、テンプラリーニョ、シェリーと、ブドウの品種やタイプで担当を決めての持ち寄り。

14時開始で日の高いうちから幸せな時間がスタート。



これがその、ハモン・キヨシ。大きくて、色がきれいで、趣味の域を超えてます!
薄くスライスするのがとっても難しい・・・巨匠、さすがです。



山下シェフはフレンチがご専門だそうですが、今回はスペイン料理。大好きなパン・コン・トマテ(パンにトマトを塗ってある)にハモンを載せて食べると最高。

手前は、ワインスクールで使っているのとそっくりのテイスティングシート。これもキヨシさんの手作り!最初(だけ)はみんなペンを片手にコメントを記入・・・



スペインのシェリーはやっぱりハモンに合います!
焦がしカラメルのような香ばしさと酸味。
DO Jerez Alvaro Domecq 1730, Palo Cortado V.O.R.S., 30 years



泡は「ジャケ買い」した、という、これもスペインのカタルーニャ地方、ペネデス地区のカヴァ。青りんごやパイナップルと、伝統的製法で造っているとのことでパンのような香ばしい香り。酸味はおだやかで、ハニーのような後味。
可愛いくて、パーティーに持ってくのに良さそう。
Proyecto Cu4tro Cava, D.O. Cava, N.V.



甲州はきいろ香のマグナムボトル。
グレープフルーツやハーブの香り、グレープフルーツの白いわたの部分の苦みやかんきつ系の果実味と酸味が味わえます。2週間ほど早めに収穫して、甲州がひそかに持っているソーヴィニヨン・ヴランのような苦みを引き出しています。



ふつうのサイズのエチケットでは、青い鳥のきいろちゃんが羽ばたいているのですが、マグナムボトルでは、木にとまっています。マグナムボトルはいい樽からのみ造っているので、「ゆっくり休んで、熟成したよ」という意味です。
勝沼のワイナリーや授業で飲んだのより深い味わい。
シャトー・メルシャン 甲州きいろ香 メルシャン(株)勝沼ワイナリー 2006





海老と、マッシュルームのオイル煮。海老がやわらかくておいしい。



このピペラードは、スペインとフランスにまたがるバスク地方の家庭料理だそう。
トマト、ピーマン、ニンニクやタマネギをオリーブ油で炒めて、トウガラシを加えて煮たもの。溶き卵を合わせて、生ハムを添えるのも伝統的な食べ方。
ハモン・キヨシと夢の競演!



ガルガネーガといえば、ソアヴェ。
イタリアはヴェネト州のワイン。さっぱりキレのいいイメージに反して、これは果実味たっぷり、ふくよか、まろやか。コクがあって、さすがスペリオーレ。
Soave La Vigilia Terre Domini Superiore 2008



まだ味がわかるうちに、飲みたいワインを飲もう!ということで・・・

やっぱり、ピノ・ノワールへ。シモン・ビーズのワイン。フランスはブルゴーニュ地方のドメーヌに嫁いだ初めての日本人女性、ビーズ・千沙さんはとても素敵な方だそう。お会いしてみたいです。ラズベリーのような香りと、ラズベリーを齧ったような酸味と果実味。まだ少し若い?という声も。
Savigny-les Beaune, Les Bourgeots, Simon Bize & Fils 2005



スパ・デ・アホは、にんにくのスープ。アホはにんにくのこと。
ほろほろのパンに癒されつつ小休止。



テンプラニーリョのモダン、というお題なのに、モナストレルの割合の方が高いよ、というツッコミもありつつの、レイシス・ワン・・・いいホールで聴く音楽に包まれる感じ。4万本の限定生産、1998年ヴィンテージのみ。いつか飲めなくなると思うと悲しい。で、うちに帰ってまた買い足しちゃいました!
Vino de Mesa Bodegas San Alejandro RAICES 1, Jean-Marc Lafage 1998



ペッパーステーキのような香りが面白かった、テンプラニーリョのクラシック。
もうコメント欄には「ペッパーステーキ」としか書いてません!
DO Ribera del Duero BALBAS CRIANZA Bodgas Balbas 2005



先日のイブにつづき、今度はパエージャのバースデープレートでお祝い!
マヨネーズでメッセージが。



このあと、ヴィオニエ、アルバリーニョ、メルロー、ジンファンデル、サンジョヴェーゼも開きましたが、どれも少し味見をした程度・・・
電車で帰らなくて良ければ、もっと飲めたかな。

Perth-Hills JULIMAR Western Range Wines, South Australia 2006
DO Rias Baixas ALBARINO Adegas Valminor, Spain 2007
Ch. Phelan-Segur, Frank Phelan, Bordeaux Saint-Estephe, France 2000
Dashe Cellers Zinfandel, Sonoma California 2007
S.Antimo ROSSO VASCO SASSETTI, Toscana Italy 2005

前日も飲みすぎたので先に失礼しちゃいましたが、宴は、真夜中近くまで続いたそうな・・・



シラー、ソーヴィニヨン・ブラン、ともう一人は居残り。

このブログのタイトル、ワインは楽しい飲みものです、を実感した一日でした。
みんなと同じクラスで良かった!

この週に飲んだワインの数は、27種類。今年いちばんかも・・・
年末年始、肝臓を大切にしなければ。