2009年11月28日土曜日

ADV2 チリ、アルゼンチン、南アフリカの回

北イタリア、スペイン・ポルトガル、アメリカ、オーストラリア・ニュージーランドの回の分をスキップして、南米・アフリカ大陸の回へ。実は、アルゼンチンと南アフリカは数年前に旅行して、ワイナリー見学をしたこともあり(団体旅行で連れて行かれるままに、ですが・・・)、ちょっと楽しみにしていた授業です。






チリのカルメネール(赤)、アルゼンチンのトロンテス(白)とマルベック(赤)、南アのスティーン(白)ピノタージュ(赤)といった、各国の象徴品種とか独自品種のワインをテイスティングしました。


左から・・・
#1 アルゼンチン、品種:トロンテス100%、生産者:ドミニオ・デル・プラタ、キュヴェ:クリオス・トロンテス、2008年、2,457円
#2 南ア・ステレンボッシュ、品種:シュナン・ブラン(=スティーン)100%、生産者:ド・トラフォード・ワインズ、2008年、2,490円
#3 チリ、品種:カルメネール85%/カベルネ・ソーヴィニヨン15%、生産者・ミゲル・トーレス、キュヴェ:サンタ・ディグナ・レゼルヴ、2008年、2,100円
#4 南ア・ステレンボッシュ、品種:ピノタージュ100%、生産者:シモンシッヒ・エステート、2004年、2,415円
#5 アルゼンチン・メンドーサ、品種:マルベック100%、生産者:カテナ、2006年、2,982円
#6 チリ、品種:カベルネ・ソーヴィニヨン100%、生産者:ロス・パスコス、キュヴェ:ル・ディス・ド・ロス・バスコス、2004年、5,250円


一番好きだったのは、やっぱり#4のピノタージュ。ピノ・ノワールとサンソー(南アの品種)の交配品種で、「絵の具のような匂い」がする、という説明でしたが、このワインにはそんなクセはなく、ピノ・ノワールっぽいラズベリーを齧ったときの酸味・果実味があって、タンニンがきめこまかい。


マルベックも結構好き。「メルローに似ているけど、単調でそっけなく、ふくよかさがなく、フラットな印象」と言われていたけど、シンプルですいすい飲める。


アルゼンチンには、2005年にかけての年末年始に1か月ほど滞在しました。ブエノス・アイレスでタンゴを見て、イグアスの滝を見て、ペリト・モレノ氷河を見にパタゴニア地方へも。人間より牛の数のほうが多い国だそうで、牛肉が本当においしい!深夜にステーキと赤ワインでディナーをするのが普通だったり、クラブが開店するのが夜中の2時だったり・・・みんな、いつ寝て、いつ働いているのか不思議なパワフルな国。マルベックを飲むと、このステーキがもう一度食べたくなる。







南アに行ったのは、その前年の2004年。一番の目的は、ゲーム・リザーブ。いわゆる、サファリです。数日間ゲーム・リザーブの中のホテルに泊まって、ライオンが狩りをする早朝と、夜行性の動物が動き出す夕方から夜にかけてジープに乗ってアフリカの大地を駆けました。一番の思い出は、夜空にくっきり浮かび上がる天の川・・・あたりが真っ暗なので「星が降ってくる」感じ。
ワールドカップも開催されるし、興味のある方はぜひ行ってみて(気をつけてね!)






南アでは、ケープタウンから比較的近いステレンボッシュというワイン生産の中心地も訪ねました。野性的なサファリから一転、ヨーロッパ的な風景が広がります。


Neethlingshof Estate(http://www.neethlingshof.co.za/)というワイナリー。








いくつかワイナリーを訪ねましたが、中でも気に行ったのが、Fairview(http://www.fairview.co.za/)というワイナリー。先生が「覚えなくてもいい」と言った(笑)、パールにあります。


「コート・デュ・ローヌ」をもじった「ゴーツ・トゥ・ローム」という名前のワインが有名で、ちゃんとヤギがいるんです~看板ヤギとして、健気に塔を上ったり下りたり・・・。カワイイ!ちなみに、ローム(roam)とは、うろうろ歩き回るという意味。





ステキだな~と思って何気なく撮った建物の写真。今回の授業で、これは南アフリカ独特の「ケープダッチ様式」で、独特のファサードが特徴的だと学びました。





Fairviewはチーズも作っているので、ワインとチーズを一緒にテイスティングできます。ワインラベルのデザインのグッズも豊富で、Tシャツをおみやげに買いました。



 


ワインを飲むと、昔訪ねた場所のことをなつかしく思い出したり、まだ行ったことのない場所に思いをはせたり・・・私にとってそれが大きな楽しみになっています。

また、旅に出たい!