めずらしく女子だけのワイン会、Bon Pinard(http://www.bonpinard.com/、http://r.tabelog.com/tokyo/A1307/A130703/13022051/)にて。シェフとソムリエのご夫妻が構える素敵なお店。広尾の有栖川公園の近く。
NM A.R. Lenoble Brut Intense
ルノーブルの通常キュヴェ、ブリュット・アンタンス。2~3年瓶内2次発酵・熟成、ごく少量のドサージュ、とのことですが・・・けっこう甘く感じました。シャルドネ 40%, ピノ・ノワール 30%, ピノ・ムニエ30%。
アミューズは、帆立貝とトマトの温かいクスクス。
砂肝、豚足、ゴボウのアッシェ・パルマンティエ 熱々だよ。
アッシェ・パルマンティエはじゃがいものグラタンのこと。名前のとおり、熱々です。アッシェは「細かく」という意味で、パルマンティエは、18世紀の飢饉の際にジャガイモを品種改良し普及させるのに貢献した人の名前だそう。
ブータン・ノアールと軽く燻製したインカの目覚めブリック包み。
黒い豚の血液のソーセージ。春巻きの皮のような薄いパイ生地に包んであって、見た目もかわいらしいし、食べやすい。
牡蠣とキャベツのテリーヌ、カブのスープと共に。
意外にも、冷たい前菜でした。牡蠣のエキスが効いてます。
鱈白子を包んだレンコンまんじゅう。
白子好きにはたまらない一品。ボリュームたっぷりです。
ワインリストを見るのは楽しいけど、予算に合わせて選ぶのはやっぱり難しい。ソムリエに白一本、赤二本のプランと飲みたいワインのタイプを伝えて・・・
Chateau Montus Blanc 2007
フランス南西地方、シャトー・モンテュスの白。プティ・クルビュ(Petit Courbu)100%。完熟オレンジのような豊かな果実味と酸味、バニラ。気温が高めの地域で造られたシャルドネのような感じだけど、フランスワインらしい奥ゆかしさもあって、バランスが良い。
Vosne-Romanee Gros Frere et Souer 2000
赤の一本めはやや大人めのピノ。ブルゴーニュ地方コート・ド・ニュイ地区、ヴォーヌ・ロマネの村名ワイン。チャーミングな赤い果実から、だんだんと菫の花のような甘い香りが広がる華やかな印象に変化していきました。
ビュルゴー家シャラン鴨のロースト、自家製ドライレーズンソース。
ジューシーな鴨。生ハムと大粒の半ドライのレーズンがアクセントです。
仔羊の炭火焼、季節の野菜添え。
ハズレなしのおいしさ。柔らかい。仔羊ちゃん、ありがとう。
ウナギの赤ワイン煮、ポロネギとフォアグラを詰めて。
まったく臭みがない(日本では当たり前か)ウナギはほろほろと身がほぐれます。
Chateau Magdeleine 1976
サン・テミリオン第1級格付けB級シャトー、マグドレーヌ。偶然にもバースデー・ヴィンテージにも関わらず、フレッシュな味わいにびっくり。果実味が豊かでふっくらした印象。メルロ比率が高いそう。ヒュー・ジョンソンによると、マグドレーヌは"deceptively long-lived"、見かけによらず長命、と言った感じかな?納得です。
ソムリエのおすすめ、良かったです。充実、満足の三本。
Chateau Doisy-Vedrines 2000
おなかいっぱいだったので、デザートワインをグラスで。ソーテルヌ格付け2級シャトー、ドワジ・ヴェドリーヌ。アプリコット。さらりとしています。
ガールズはデザートをオーダー。
どれがどれだかいまいち覚えてないのですが、たぶん・・・
温かいフォンダンショコラ、バニラアイス
リンゴのパイ包み焼き、シナモンアイス添え
ナッツ類が香ばしいワッフル、グラッパアイス添え
お会計は女子会らしからぬ金額に・・・お金に代えられない満足の一夜でした♡