昨年までは8の字型だったそうですが、今年はポイヤックからサン・ジュリアンまで下って、サン・テステフまで上がり、円を描いてポイヤックへ戻ってくる、42.195kmのコース。(http://www.marathondumedoc.com/images/stories/plan_parcours_2011.pdf)
大渋滞の中、ポイヤックの町並みを抜けて…
グラン・シャトー街道、D2号線へ。畑が見えたとたん、男性陣の足取りが早くなります。そして…収穫前のぶどうに水やり(笑)。グラン・ヴァンの畑に水やりをして、そのヴィンテージのワインを買うのが通かも、とは添乗員さんのコメント。
クロワゼ・バージュ(5級)の前を通過。あまり評価は高くないけどお手頃価格で好きなワイン。給水所があったけど、混雑しすぎで断念…
ランシュ・バージュ(5級)に到着。
すでに、バージュ村はお祭り騒ぎ!
記念すべき一杯め、ランシュ・バージュは格付け5級ながら、質も価格も1級にも迫る「スーパーセカンド(2級)」。あっ、そう言えばこのイケメン見たことある(笑)!
「がんばれ、残り39.395km!」お楽しみはまだこれからです。
さらに1.5kmほど走ると、ピション・ロングヴィル・バロン(2級)のシャトーが見えてきます。
お向かいのピション・ロングヴィル・ラランド(2級)の中へ…
二杯めはグラスでいただきました。「男爵」バロンは男性的、「女王」ラランドは女性的、と一般的には言われますが、スクールで2004年を水平試飲したときには全く逆の印象でバロンの方が好みでしたが、この日は…もちろんとてもおいしかった♡
迂回して、ラトゥール(1級)の塔のそばまで行きます。
右手には、ロングヴィル・バロンが再び。贅沢な場所を走ってるな~としみじみ。
ラトゥールの門を通って…
D2号線へ戻ります。
大好きなサン・ジュリアン村へ。1.5kmほど走ると、レオ三兄弟。まず、ラスカーズの門がD2号線沿いに突然現れます。てっぺんのライオンがみんなの走っていく先を見つめています。
右手にレオヴィル・ポワフェレ(2級)。90年代後半から、ミシェル・ロランが関わっているそう。
左手に、「サン・ジュリアンの王」レオヴィル・ラスカーズ(2級)。レオ三兄弟の中では一番有名で、一番値段もお高い。
そして、レオヴィル・バルトン(2級)。レオ三兄弟の水平試飲で一番好きだったのは、バルトン。クラシックな造り方なのだそう。しかも、一番お値打ち♡
ふたたび、D2号線を離れて川の方へ大きく迂回。デュクリュ・ボーカイユ(2級)へ。ちょっと遠いけど、エチケットとほぼ同じ角度で、パチリ。
デュクリュ・ボーカイユは、「美しい小石」という意味。その名の通り、ごろごろした小石の転がるぶどう畑の中を1kmほど走ると…
広大なベイシュベル(4級)の裏手に到着。今年の2月にサントリーが株式を50%取得したシャトーです。
美しい芝生をたくさんのランナーがざくざく踏みしめて走り抜けます。
表に回って、三杯め。フランス海軍提督の城だったというシャトーの前を船が通る際、「Basse-Voile(帆を下げよ)」と叫び、敬意を表したのがベイシュベルの名前の由来だそう。
ベイシュベルから1kmも離れていないところに、ブラネール・デュクリュ(4級)があります。
シャトーへ向かってまっすぐ伸びる道を走って行きます。爽快!
2回から手を振るマダム。誰か分からないけど、とりあえず手を振っておきました(笑)
しばらく走って、サン・ピエール(4級)。パーカー曰く「ボルドーの格付けシャトーで最も過小評価されているものの1つ」。そのぶん、お手頃でおいしい、お値打ち格付けワインです。
ここまでで、ちょうど11km。本当に見どころが多い序盤戦でした。つづく!