「ワイン飲みに連れて行って~」の声に応えて、2回めは、表参道のLatino(http://www.latino2007.com/)へ。
キャトーズ・ジュイエは、フランス語で7月14日のこと。1789年7月14日にフランス革命の発端となったバスチーユ監獄の襲撃が起こったのを記念するフランスの国民の休日。この日を境に、「王室に仕えていた料理、菓子職人たちが町に出てそれまで王室の中だけでしか食べられない、贅沢な美食の技術が世の中に広まっていった」とも。
そのキャトーズ・ジュイエにちなんだFête(お祭り)ワインパーティー。立食形式のセットアップでしたが、勝手に椅子を持ち寄って着席。おいしいオリーブマリネがちらりと写ってます。
まず、泡は、2009年にイタリアで行われてたG8サミットのディナーとランチで振舞われたという、スプマンテの飲み比べ。イタリアはヴェネト州、アダミのプロセッコです。
Adami Prosecco di Valdobbiadene Bosco di Gica Brut NV
蒸し暑い夜の一杯目にはぴったり。ライムや青りんご系のさわやかな味わいとのどごし。
Adami Vigneto Giardino 2008 Prosecco di Valdobbiadene
こちらは洋梨、熟した赤い林檎などのまろやか系、よりコクがあってやわらかい味わい。さっきのと、ちょっと違うね~
トビウオのアンチョビ。
Goats do Roam White 2009
ワールドカップで注目を浴びた、南アフリカはパールにあるフェアヴュー(http://www.fairview.co.za/)というワイナリーの、「コート・デュ・ローヌ」をもじった「ゴーツ・トゥ・ローム」という名前のワイン。ヴィオニエ54%、グルナッシュ・ブラン40%、ルーサンヌ6%。ヴィオニエ主体だけあって、香りが華やかでフルーティー、ややこってりとオイリーな感じも。
こちらが、エチケットのモデルとなった看板ヤギくん。以前、載せたのと違うショットです。てっぺんまで登って、得意げですね~ちなみに、ローム(roam)とは、うろうろ歩き回るという意味。
ゴルゴンゾーラチーズのフォンデュとトスカーナ風パン。
翌日「あれ、おいしかったよね~」とみんなでうっとりしてしまった一品。
ブランダードのコロッケ。
中に歯ごたえの良いたこが隠れてました。ワールドカップつながり?
F.X.Pichler Grüner Veltliner Klostersatz Federspiel 2008
オーストリアの代表品種、グリューナー・フェルトリナー100%。ピヒラーは「白のロマネ・コンティ」と称えられるほどの辛口白の生産者だそう。
いろいろなカマのフリット盛り合わせ。
ヴィジュアルが、ちょっと怖かったです・・・千と千尋の世界?
Newton Johnson Chardonnay 2008
ふたたび、南アフリカのシャルドネ100%。厚みとコク、ほどよい酸味、バニラ。けっこう飲みごたえがありました。一晩に南アフリカを二種類飲むってあまりない。どちらもおいしかった!
カメノテ(ペルセベ)。「なんか、前回食べたときより成長してた気がする・・・」とこれも翌日かなりのうわさに。このころ、ようやく全員揃いました~お仕事おつかれさま!
猪のハムかな?
フォカッチャ、ローズマリーと岩塩で。
Domaine LAFAGE Côte Muscat Sec 2008
南フランス、ルーション地方のトップドメーヌ、ラファージュのミュスカ・プティ・グラン100%のVdP。
ラタトゥイユ。夏ですね~
トリッパ。大好きなトマト味がつづきます~
ようやく、赤・・・さきほどの白と同じ、ラファージュのRAICES飲み比べ。どちらもおいしい~
RAICES de GARNACHA & TEMPRANILLO 2005 D.O. Calatayuod
スペイン風フォカッチャ、コカ。
猪のパテ、ピクルス添え。
Bourgogne Passtoutgrain 2004 Emmanuel ROUGET
「神」と讃えられるブルゴーニュの伝説的生産者、アンリ・ジャイエの甥が造ったパストゥグラン。パストゥグランは、同一区画で収穫されたピノ・ノワール種が1/3以上、それ以外はガメイ種(ボジョレーヌーヴォーのブドウ)を使います。以前飲ませてもらった2005年ヴィンテージよりも酸味が豊か。
お料理と合わせて、世界中のワインをいただきました。数えてみたら9種類、けっこうしっかり飲みました。いや、ちょっと飲ませ過ぎたかも。次回からペース配分を考えます。