なかなか予約が取れないという蒲田のベトナム料理店、ミ・レイ(http://r.tabelog.com/tokyo/A1315/A131503/13003307/)へ行ってきました。ベトナムらしいキッチュな色合いがとてもかわいい店内。
焼き豚のバイン・ミー(ベトナム風サンドイッチ)。ベトナムのフランスパンは、「フランスの置き土産」と呼ばれていて、仏領インドシナの名残り。切なく美しい映画、「愛人/ラマン」を思い出す…ベトナムのビール、333(バーバーバー)はコロナをもっとさっぱりさせた感じ。
ゴイドゥドゥ(青いパパイヤのサラダ)。トラン・アン・ユン監督の「青いパパイヤの香り」という映画も好き。タイ料理のソムタムと違い、辛くはありません。パクチーたっぷり。
もやしや豚肉が入ったバインセオ(ベトナム風お好み焼き)。生地の黄色は卵ではなく、ウコンの色だそう。スペアミントやベトナムバジル、大葉、サニーレタスなどなど、たっぷりのお野菜に巻いて、にんじんや大根の千切りを漬け込んだ甘酸っぱいたれでいただきます。
カインコアイモー(山芋のスープ)は、これもたっぷりのパクチーとひき肉入り。このスープに惚れこんでお店に通うようになった、というのも分かります。とろとろふんわり、ほっとする味。
ベトナムコーヒー。フィルターが上にのったまま供される独特なスタイル。コップの底の白いのは練乳です。そのまま飲んでも十分甘く、混ぜると缶コーヒーのような味。ベトナムは、ブラジルに次いでコーヒー生産量が世界第二位の国ですが、栽培されているのは主にロブスタ種。ベトナムコーヒーが缶コーヒーのような味がするのは、そのせいかな。
場所がらデートにはあまりおすすめできませんが、評判どおりとってもおいしいお店でした。その昔、ビザが必要であきらめたベトナム旅行もいつか実現したいなあ。