ジビエが美味しい、ラ・ブーシェリー・デュ・ブッパ(http://r.gnavi.co.jp/a293400/)へ。
ブーシェリーは「肉屋」、ブッパはマタギ用語で「鉄砲撃ち」の意味。トロワピエロというお店が先月末にリニューアルオープンしたばかり、とのこと。生ハムやパテ、炭火焼などを少しずつ、おもしろいワインと一緒に楽しめる、肉食ワイン好き女子にはたまらないお店。
店内には特注の冷蔵ショーケースがあって、シカやイノシシ、カモなどのお肉の塊がぶら下がっています。一見お洒落なインテリアかと思ったら、本物だって。写真はぐるなびでご覧下さい(グロースなビジュアルはちょっと苦手・・・)
大幅に遅刻して、途中退席する人のためにもう開いていたピノを横目にあわただしく一杯目の泡でのどの渇きを癒して、参戦。
テーブルの上に並んだお料理は、まるでスイーツのようなかわいらしさ。ナイフが刺さってるのが繋ぎを使っていないコルベールのパテ、深い色合いの猪のブーダンノワール、いちごが載っているのはフォアグラのパテ、そして、14ヶ月熟成の自家製千葉県産幻霜豚の生ハム。
岩手清流鶏白レバーのキャラメルプリン。
サッサイア ガルガーネガ・デル・ヴェネト IGT 2007 アンジョリーノ・マウレ
ガルガーネガ85%、トレッビアーノ15%。ガルガーネガと言えばソアヴェのイメージが強いけど、全然違った。開けてすぐの硫黄のような独特の香りは二酸化硫黄無添加のためだそう。微発泡で、にごりがあって、時間が経つにつれて外観や味わいが変わっていくのがおもしろい。
ヴァン・ド・ペイ・ドゥ・アルデッシュ バビオル アンドレア・カルク
フランス、コート・デュ・ローヌ地方の自然派、亜硫酸無添加のワイン。お勧めされた中で一番リーズナブルだったので。シラー40%、カリニャン20%、グルナッシュ20%。造り手はチェコ出身で、ビオディナミの神様、ニコラ・ジョリーと一緒に母国で醸造の指導をしたりしている人らしいです。
生野菜スティック バーニャカウダソース。水滴が付いているように見えるのは、ほんのり塩味の新しい野菜、アイスプラント。日本では雫菜と言うらしい、美しい名前。ソースがコクがあっておいしい。
鰤のグリル、赤ワインソース。
静岡県産デュロック種(茶豚)ロース、勝浦産猪肉ロース、地鶏の炭火焼。もうおなかいっぱい・・・でも、3人でこの量ならまだ少しずつ食べられます。ちょっと残しちゃったけど。
大阪府羽曳野市、仲村わいん工房 蝶・大阪メルロー
メルロー97%、ミツオ・レッド3%。恥ずかしながら大阪でワインできるなんて初めて知りました。昭和初期には山梨県より大阪府のほうが多くのブドウが栽培されていたらしい。新世界ものはオークチップを入れたり、樽熟成させたりが多いけど、発酵・熟成はステンレスタンクのみ。「スズメバチが教える葡萄畑から」の言葉どおり、ハチについて行けば仲村さんの畑に辿り着けるほど熟した甘いぶどうで造るから、豊かで凝縮した味わいになるんだとか。
これだけお肉が続いても飽きないのは、プレゼンテーションの可愛らしさと、少量でいろいろ食べられて、おもしろいワインをいろいろ教えてもらえるからかな。
でも、明けて今朝は葉っぱをたくさん食べてバランスを取りました~