2010年7月30日金曜日

BBQ&BEERTERRACE 「130DAY’S」

長い夏休みを取る代わりの金曜休みの日、夜の飲み会から合流して、ルミネエスト新宿9階屋上に期間限定でオープンしている、BBQ&BEERTERRACE 「130DAY’S」(http://www.lumine.ne.jp/shop_info/shop_info.php?shop_id=13000006へ。

いかにもなビアガーデンとは一味違い、ちょっとおしゃれで帰宅もラクな場所。


料理は「焼鶏あきら」中目黒本店の料理人「清水明」さんなる方がプロデュースしているそうで、メインは鶏ギスカン。


油ギトギトのバイキング料理よりヘルシー。制限時間は2時間で、飲み物は注ぎ放題、飲み放題。「かちわりワイン」って何かと思ったら、ジョッキに氷を入れてそこにワインを注ぐ、という豪快なアレンジドリンク。ちょっとムリ・・・

涼しかったこともあって、意外とゆっくり過ごせました~


その後、カラオケ。会社の人とカラオケって、かなり久しぶり。お酒が入ってマイクを握ると、オフィスでは見せない一面がちらり・・・ああ日本に帰ってきたんだな~といまさらながらしみじみ思ってしまいました。いや、いい意味で。

ビールとカクテルで、案の定、帰るころには頭がイタイ~翌日にもずいぶん響いてしまった。やっぱりワインのほうが身体に合ってるみたいです~



2010年7月25日日曜日

monochrome-伝えるという事-

うだるような暑さの中、東京芸術劇場5Fの展示ギャラリーで本日17時まで開催中の、「第二回monochrome展」へ。ちょうど、”小さな町の書道教室”を舞台にした野田秀樹さんの「ザ・キャラクター」も公演中。根気良く、当日券に並んでいる人たちを横目に長いエスカレーターを上がると、すぐ目の前。


お世話になっている、ふたばの街書道教室、武田双龍先生の「夢」がお出迎え。「夢」は、今回で二回目の開催となるmonochrome展が追い続ける重要なコンセプトの一つ。お隣の引き立て役は、ニコライ・バーグマンのフラワーアレンジメント。紫のトルコキキョウとドライフラワーのアジサイです。


ふたばの街教室178名、ふたばの風教室13名の作品が9つのブースに展示されています。

書や筆運びの素晴らしさもさることながら、何が書かれているか、で心動かされるのが今回の作品展の素敵なところ。書には興味がない、という方でも楽しめます。

内山香織さんの「Roses are Red」。そのままのあなたが素敵、といった意味かな。


歌詞を引用するときは、「~の詩を書く」と書くのがルール。
田中聖子さんの「ほんとうはね、」は奥田民生のThe STANDARDから。


下の写真は、作品の隣に貼ってある、作品のタイトルと40文字(以内)の説明が書かれたカード。作品とカードの合わせ技で表現する、という方法もあるんだな~

相馬言成くんの「慈~ありがとう~」。同じ曜日、時間帯に通っている、小学6年生の男の子の作品です。伝えたいのは、ご両親への想いだそう。じ~ん・・・


坂久美さんの「伝えられなかった感謝」は、先生曰く、一番値段が高い墨を使って書かれた作品だそう。同じ黒でも、濃淡、ぼかしや筆脈の表し方で印象ががらっと違う。全紙二分の一という縦長の紙のサイズも、またこの作品を引き立てています。


小野祥子さんの「波」は、まさに、大きな波にサーファーが乗っているような、明るく楽しいイメージ。毎月、3回ある教室のうち、1回は創作書道の練習をするんですが、簡単に見えてかなり難しい。


堀尾麻美子さんの「感」。先生との会話を小耳にはさんだところによると、毛足の長い筆を使われたのだとか。筆のおもむくままに書き進めることで、流れるような優しい表現ができるんですね。


先生のアシスタントをされている、折笠香泉さんの「響」。いつも優しく温和な人柄とは対照的な、ソウルフルな書。クールです。


立松三枝さんの「しんこきゅう」。深呼吸を書いた方が二名いらっしゃったのですが、おそらく。小さなサイズの作品も、丁寧に仕上げられているのが伝わってきて、いいですね。みずみずしい。


砂山きく子さんの「-ソウ(サウ)-」。想も、何人か書いた方がいらっしゃったので、おそらく。美しい月を見上げながら想いを馳せ、感極まって空に向かって手を伸ばす・・・そんな光景が思い浮かびます。太線と細線のバランス、構成が美しい。


荻田優子さんの「古-いにしえ-」と、和田耕一さんの「Love Love」。
二つ並んだ感じが、いい。


各ブース毎にテーマがあり、双龍先生が書いたフラッグが掛っています。
定番の「愛」。


山下正美さんの「願-ねがう」。へんとつくりを分解して、抱きかかえるようなかたちにした文字と、薄墨がサーモンピンクの布地に映えます。


ちなみに・・・私の作品はこんな感じに仕上がっていました。



洋室にも飾れるよう、掛け軸ではなくパネルで、布地は基本的に業者さんにおまかせ、ただし「ワインを思わせる色にして下さい」と書いておいたら、希望どおりの色でした。先生のお友達で、飲食店を経営されている方が、お店に飾りたいとおっしゃって下さっていたとか。光栄です。

「輪」のブースにありますよ。


想いがこもった作品をたくさん見たので、胸がいっぱいになりました。
私の想いも届くかな・・・

次回はもっと大きな作品に挑戦します!



2010年7月24日土曜日

赤坂 プロカンジャンケジャン

2年前になりますが・・・韓国ソウル、新沙カンジャンケジャン通りにある本店を一緒に訪れた会社の同僚と、プロカンジャンケジャン赤坂店(http://ggyao.usen.com/0005018485_food.html#cat2)へ。

カンジャンケジャンとは、ワタリガニのしょうゆ漬けのこと。韓国人の友人曰く、ひとしきり飲んだあと、シメにソジュ(韓国焼酎)を飲みながら食べるのだとか。そのためか、本店は24時間営業。金曜日の夜にホテルにチェックインして、夜中に行ったら最初はお客さんはまばら。そのうち、2時、3時、と時間が経つにつれてどんどん店が混み始め、泥酔した友人も到着して、旅の初日からかなりソウルフルな一夜を過ごしたのでした。その名店が東京進出!行かないわけにはいきません。


ソウルに比べるとかなり割高、とのうわさでしたが、本店では大(3~4人前)75,000ウォン、小(2人前)50,000ウォンのカンジャンケジャンが、一皿3,780円。値段だけ見ると、だいたい小と同じかな。でも今回は、ソウルで食べておいしかったカニみそのピビンパを最後に食べることに決め・・・

まずはアグチム、もやしとアンコウの炒め物。アンコウは食べづらいうえにかたちも怖いけど、だしがもやしにしみ込み、辛くておいしい。三人では食べきれない量。



やはり外せないチヂミは、メセンイヘムルジョン、カプサ青海苔と海鮮チヂミを。う~ん、はじめての味・・・青海苔の磯の香りがふわっと鼻に抜ける感じ。中には歯ごたえの良いタコが入っています。ふつうのチヂミのソースとは違う、真っ赤でちょっととろりとしたソースをつけて。


ゲアルピビンパ、渡り蟹のみそ、のり、ごま油、卵の黄身がのったピビンパ。韓国人の店員さんが親切にも混ぜてくれます。すると、みそはどこへやら。ソウルで食べたのはもっと濃厚だった気が。


ソウルのあの味を知ってしまうと、なかなか満足というわけには行きませんが、店員さんも他のお客さんも韓国人で、ちょっとした異国情緒は味わえるかも。新大久保との違いは、お店のある界隈の独特な雰囲気かな。外に出ると、おネエちゃんがずら~っと並んで客引きをしてました。

向かいの韓国スーパーe-martで、CROWNのワッフルの大きいサイズを購入して、帰りました~

ちなみに、これが2年前にソウルで食べたカンジャンケジャン。5月の末ころが一番の旬だそうです。




2010年7月21日水曜日

monochrome展 7/25(日)まで

今日、7月21日(水)より、東京芸術劇場5Fの展示ギャラリーにて、「第二回monochrome展」が始まります。私の作品は、ワインがモチーフになっています。

2月に篆刻教室で印を造り、3月に題材選び(アドバイスを下さったみなさん、ありがとうございました!)、4月から5月末まで創作、その後1ヶ月ほどは業者さんが装丁の作業をしていました。振り返ってみると、数か月にわたって作品づくりに取り組んでいたことになります。しみじみ・・・


「書でしか伝えられないことがある」
言えなかった一言、
胸にかくしていた情熱、
未来への希望。

言葉ではなく、
そこにこめられた想いを、
モノクロの世界にのせました。


メールやつぶやきで、たくさん言葉を発信しても伝えきれない想い。
白い紙に黒い墨で、限られた文字数を書く、というシンプルな表現方法で、どれだけみなさんの心に届くでしょうか?

楽しみなような、不安なような。何と言っても、完成した作品をまだ見てないんです。気になるけど、19時までなので、本人チェックは土曜日までおあずけ。

会場の準備も整ったようです。
monochrome~伝えるという事~スタッフブログ 「
完成しました!
書道家 武田双龍 最新情報 「第二回 monochrome展

先生や、他の生徒さんたちの作品、特に子供たちの作品がどれも素晴らしい。
あなたの聞きたかった「ひとこと」が必ずみつかるはず・・・

お時間がありましたら、ぜひ。





2010年7月14日水曜日

表参道 Wine Bar & Restaurant Latino en 14 Juillet

「ワイン飲みに連れて行って~」の声に応えて、2回めは、表参道のLatinohttp://www.latino2007.com/)へ。

キャトーズ・ジュイエは、フランス語で7月14日のこと。1789年7月14日にフランス革命の発端となったバスチーユ監獄の襲撃が起こったのを記念するフランスの国民の休日。この日を境に、「王室に仕えていた料理、菓子職人たちが町に出てそれまで王室の中だけでしか食べられない、贅沢な美食の技術が世の中に広まっていった」とも。

そのキャトーズ・ジュイエにちなんだFête(お祭り)ワインパーティー。立食形式のセットアップでしたが、勝手に椅子を持ち寄って着席。おいしいオリーブマリネがちらりと写ってます。


まず、泡は、2009年にイタリアで行われてたG8サミットのディナーとランチで振舞われたという、スプマンテの飲み比べ。イタリアはヴェネト州、アダミのプロセッコです。

Adami Prosecco di Valdobbiadene Bosco di Gica Brut NV

蒸し暑い夜の一杯目にはぴったり。ライムや青りんご系のさわやかな味わいとのどごし。


Adami Vigneto Giardino 2008 Prosecco di Valdobbiadene

こちらは洋梨、熟した赤い林檎などのまろやか系、よりコクがあってやわらかい味わい。さっきのと、ちょっと違うね~


トビウオのアンチョビ。


Goats do Roam White 2009

ワールドカップで注目を浴びた、南アフリカはパールにあるフェアヴュー(http://www.fairview.co.za/)というワイナリーの、「コート・デュ・ローヌ」をもじった「ゴーツ・トゥ・ローム」という名前のワイン。ヴィオニエ54%、グルナッシュ・ブラン40%、ルーサンヌ6%。ヴィオニエ主体だけあって、香りが華やかでフルーティー、ややこってりとオイリーな感じも。


こちらが、エチケットのモデルとなった看板ヤギくん。以前、載せたのと違うショットです。てっぺんまで登って、得意げですね~ちなみに、ローム(roam)とは、うろうろ歩き回るという意味。


ゴルゴンゾーラチーズのフォンデュとトスカーナ風パン。
翌日「あれ、おいしかったよね~」とみんなでうっとりしてしまった一品。


ブランダードのコロッケ。
中に歯ごたえの良いたこが隠れてました。ワールドカップつながり?


F.X.Pichler Grüner Veltliner Klostersatz Federspiel 2008

オーストリアの代表品種、グリューナー・フェルトリナー100%。ピヒラーは「白のロマネ・コンティ」と称えられるほどの辛口白の生産者だそう。


いろいろなカマのフリット盛り合わせ。
ヴィジュアルが、ちょっと怖かったです・・・千と千尋の世界?


Newton Johnson Chardonnay 2008

ふたたび、南アフリカのシャルドネ100%。厚みとコク、ほどよい酸味、バニラ。けっこう飲みごたえがありました。一晩に南アフリカを二種類飲むってあまりない。どちらもおいしかった!


カメノテ(ペルセベ)。「なんか、前回食べたときより成長してた気がする・・・」とこれも翌日かなりのうわさに。このころ、ようやく全員揃いました~お仕事おつかれさま!


猪のハムかな?


フォカッチャ、ローズマリーと岩塩で。


Domaine LAFAGE Côte Muscat Sec 2008

南フランス、ルーション地方のトップドメーヌ、ラファージュのミュスカ・プティ・グラン100%のVdP


ラタトゥイユ。夏ですね~


トリッパ。大好きなトマト味がつづきます~


ようやく、赤・・・さきほどの白と同じ、ラファージュのRAICES飲み比べ。どちらもおいしい~

RAICES de GARNACHA & TEMPRANILLO 2005 D.O. Calatayuod


スペイン風フォカッチャ、コカ。


猪のパテ、ピクルス添え。


Bourgogne Passtoutgrain 2004 Emmanuel ROUGET

「神」と讃えられるブルゴーニュの伝説的生産者、アンリ・ジャイエの甥が造ったパストゥグラン。パストゥグランは、同一区画で収穫されたピノ・ノワール種が1/3以上、それ以外はガメイ種(ボジョレーヌーヴォーのブドウ)を使います。以前飲ませてもらった2005年ヴィンテージよりも酸味が豊か。


お料理と合わせて、世界中のワインをいただきました。数えてみたら9種類、けっこうしっかり飲みました。いや、ちょっと飲ませ過ぎたかも。次回からペース配分を考えます。