フランスしばり!のワイン会、再び。表参道のLatino(http://www.latino2007.com/)にて。例によって、昼間っから。ずいぶんひさしぶりの顔もあって、本当に同窓会みたい。
しっかり者の幹事ちゃんの受付を終えたら、厨房のお手伝いもひと段落して、みんながやがやと着席。ではでは、乾杯~
NV Champagne Krug Grande Cuvée Brut
クリュッグは、ベースワインの味わいと、樽の香りがしっかり。しとやかなバブル、ラムレーズンのような芳醇さ。「クリュギスト」と呼ばれる熱狂的な信奉者が居るというのもうなずけます。
鰆のブランダード。
いのししのリエット。
アンチョビクリーム入りグジェール。シュー生地がふわふわ~
NV Champagne Jacques Selosse Brut Initial
ジャック・セロスは、1989年に元詰めに転換した小規模生産者で、自然派シャンパーニュの最高峰と言われています。注いですぐの香りは、甘酒のよう。それがだんだんと甘いはちみつに変わって行きました。樽のニュアンスが豊かで、洋梨、トーストなどなど、複雑な味わい。「2本はさすがに無理だから、1本はシメシャンだね」と言ってたのに、いつの間にか2本とも空いてました・・・
アスペルジュ・ブランシュのクーリ、猪のコンソメジュレとサマートリュフ添え。
ホワイトアスパラガスの独特な風味、コンソメの旨味、トリュフの香り。幾重もの香りと美味しさが絶品。ジャック・セロスと抜群のマリーアジュ。シェフ、さすが!
岩牡蠣、カヴァロゼのジュレ仕立て。
この日の主賓が自ら殻開けをお手伝いした、という大粒の牡蠣をひとりひとつずつ。贅沢~
トビウオのマリネ、カラスミ風味。
前回はトビウオのアンチョビをいただきましたが、今回はマリネ。
2007 Puligny Montrachet Vieilles Vignes Domaine Nicolas Potel
個性的なシャンパーニュの後だったからか、より清楚で可憐、繊細に感じられたピュリニー・モンラッシェ。やはり、絹糸ですねぇ~
2004 Loire VdT Romorantin Claude Courtois
ロモランタンはフランス・ロワール地方の珍しい品種。教科書では習うけど、なかなかお目にかかる機会がなく、これがお初。リンゴのソテーや花梨のような味わい、香ばしい風味はカリッと焼いた豚肉に合いそう。不思議、不思議、と思いつつなぜか飲み進んでしまう。
くまのプーさんの挿絵のようなかわいいバックラベル。仏語で「ソローニュ地方の片隅で」と書いてあります。こんなのどかな風景に育まれたワインなのかな~
サヨリのトマト・オリーブラグー。トマト好きにはたまりません~
チカメキントキとイサキのカルパッチョ 。
猪セルヴェルのムニエル、ケッパーソース。
2006 Touraine Chinon Blanc Marc Bredif
「シノンは赤が有名だが、ロゼと白もあるんだよ。」「へ~、知のんかった。」のシノンのシュナン・ブラン。酸がきりりとして、爽やか。サントル・ニヴェルネ地区のソーヴィニヨン・ブランぽいという声も。
2003 AC Beaune Louis Jadot
焼き栗や、クレームブリュレを思わせる樽香。太み、厚みがあって、ムルソーっぽい。熟成感あり。
マンガリッツァ豚のプティサレ・ポワレ、マスタードソース。
2007 Auxey-Duresses Rouge 1er Cru Domaine Roulot
ムルソーのイケメンドメーヌの赤。香ばしさと、ラズベリーなどの赤い果実。1月のピノ会で、お好み焼きを連想させてくれたのはヴィンテージ違いの2004年。2007年はより果実味がフレッシュで、オタフクソースな感じはしませんでした~
2005 Languedoc-Roussillon Vin de Pays de l'Hérault Mas de Daumas Gassac
ボルドー、ブルゴーニュ以外にこだわって探していたら、カーヴ・ド・リラックスで強くおすすめされた、マス・ド・ドーマス・ガザック。ボルドー大学のエミール・ペイノー教授ほかの指導で70年代に設立されたワイナリーで、「南仏のラフィット」と呼ばれているそう。カベルネ・ソーヴィニヨン主体のボルドースタイルですが、意外に素直。カシスなどの黒系の果実味たっぷりなのは、やはり南。
ヤングコーンのグリル、バルサミコソ-ス、フォアグラのテリーヌ添え。
2006 Chambolle-Musigny Domaine G.Roumier
ジョルジュ・ルーミエは、銘醸畑をいくつも所有する、シャンボール・ミュジニー村の有名ドメーヌ。有機栽培、低収量、自然なワイン造りを行っているそう。チャーミングで綺麗な香り。ブルーベリー、プラム。もう少し熟成するのを待って飲んでみたい・・・さすがです。
猪のパテ、ピクルス添え。
猪肩ロースのロティ。
猪スネ肉(アイスヴァイン)キノコラグー。
2006 Ruchottes Chamberrtin Grand Cru Clos des Ruchottes Armand Rousseau
ジュヴレ・シャンベルタン村の有名ドメーヌ、アルマン・ルソー。本当に贅沢な会です。クロ・デ・リュショットはモノポール(単独所有畑)で、特級畑の中で最も北にあり、標高も最も高いという別格の畑だそう。洋酒に漬けたドライフルーツとバターがたっぷり入った、フルーツケーキのように豊かでどっしりとした味わい。
猪アバのポワレ、赤ワインソース。
1998 Graves Pessac-Léognan Château de Fieuzal Rouge
「赤い帽子の法王の使命は冬に~」のフューザルです。白の方が有名だけど、格付けされているのは赤。カベルネ・ソーヴィニヨン主体(CS58%、M35 %、CF5%、PV2%)。黒系果実や煙草の香り、しなやかな味わい。
猪の自家製生ハム。 いつもながらとろけます~
1988 Medoc Saint-Julien Château Leoville-Las Cases 2em.Grand Cru
「ボーとしたレオ3兄弟~」は、ボルドーメドック格付け2級。ブラックベリー、やカシスのリキュール、それにミントや西洋杉のような香りも。まだ飲むには早い?という声も。これもさらに熟成させたのを飲んでみたいな~
フロマージュの盛り合わせ、トムサヴォワ、ブリ・ド・モー、コンテ・エクストラ、ゴルゴンゾーラ、メンブリージョ添え。
2005 Medoc Château de Laverdasse Cru Bourgeois
カベルネ・ソーヴィニヨン主体(CS55%、M40%、PV・CF5%)。押しつけがましくなく、やわらかい印象。いろいろなフルーツの味がして、これはソースっぽい!
さて、この日は特別なお祝いの日。昨年の初夏から毎月のように開催されてきたこのワイン会はちょうど1周年。そして会を主催する「ワインの先輩」のお誕生日。Félicitations!
シャンパーニュの栓がポンポンッと勢い良く開いている絵柄のバースデーカード。かわいい。
バースデープレゼントは、グラスマーカー。
この会の会員の証として、ひとりひとつずつ選んで。3セットあったグラスマーカーのうち、「Girls Rule!」セットのブラジャーは男子に大人気でした!?
バースデープレートは、ルバーブのシブースト。
1990 Berta Grappa Di Moscato D'Asti “Bric Del Gaian”
今日のセットリストにはなかったグラッパが最後に投入されて。ケーキ屋さんの店先ようなガーリーな香り、メープルシロップ。シブーストにもぴったり。
9時間、10人でワイン15本にグラッパ、料理とデザートは18品!お祝いの日にふさわしいワインとお料理の数々、そして素敵な演出。しっかり者の幹事ちゃん、シェフ、そしてお手伝いのみなさま、おつかれさまでした~
試験が終るまで、この会もお休み。追い詰められて行くな~
2010年6月26日土曜日
2010年6月18日金曜日
代々木八幡 bambi
「ワイン飲みに連れて行って~」の声に応えて、代々木八幡のbambi(http://www.bambibambi.com/、http://r.tabelog.com/tokyo/A1318/A131810/13037720/)へ。今回のお店は、blog(http://ameblo.jp/bambi-yusuke/)で店長さんの写真を見て、決定。
まずは、イタリアのスパークリングワイン、スプマンテで乾杯!
おなかすいた~という、かなり切羽詰まった声を聞いて、しっかり食べるなら辛口、とリストには無かったプロセッコ(ブドウ品種、ワインの名前でもあります)をグラスで出していただきました。
温めたフォカッチャ。オリーブオイルと一緒に。
鶏レバーのパテ、グリーンマスタードソース添えと、生ハムの盛り合わせ。
白アスパラガスとずわい蟹のサラダ、トリュフマヨネーズ添え。
細めのフレンチフライはオリーブオイルでからっと揚げてあって身体にも良さそう。
アランチーニ。
ケチャップライスのコロッケとソースの組み合わせはどこか懐かしい味・・・
写真はないですがボロネーゼのパスタをいただいた後は、チーズの盛り合わせ。
ホームページを見て楽しみにしていた”おじさん”のチーズ(HERVE MONS氏、フランス最優秀チーズ熟成士初代4名のうちの一人)は残念ながら品切れでした。
この日、実はおしゃべりに夢中になりすぎてメモを取らず、終電が近い!と急いでお店を出たのでボトルの写真も撮影せず・・・後日、店長さんにメールで飲んだワインを教えていただきました~
白は、イタリア・プーリア州のボンビーノ・ビアンコ種。イタリアのワインは土着品種が多くて知らないことばかり。ボンビーノも初めて飲みました。酸味が豊富で、フレッシュ&フルーティーな辛口。
C・O・D・I・C・I Bombino Puglia I.G.T. 2008
赤は、いい感じに酔いが回って、ちょっと高くてもいいじゃん~と、ジュヴレ・シャンベルタンの「怪人」と称されるフィリップ・ルクレールのアン・シャンを。フィリップ・ルクレールのワインは、遅摘み、ろ過・清澄なし、高い新樽率、が特徴。ボリュームのある魅惑的な香りにまずうっとり、でも飲んでみるとマッチョで野性的・・・ちょっとセクシーなビーストのようです。美女を襲うヴァンパイアとか、狼男とか、夜、満月、血、そんなイメージ。まさに、肉食系の女子飲みにぴったり!?
Philippe Leclerc Gevrey Chambertin En Champs 2006
最後に、2日早いお誕生日祝い!店長はじめスタッフのみなさんも、大画面でのサッカー応援に来ていた他のお客様も、みんなで合唱♪ バースデープレートにはイタリア語で「お誕生日おめでとう(buon compleanno auguri)」。
雨の中あわただしく別れたけど、みんな無事帰りついたかな?
次回をお楽しみに~
まずは、イタリアのスパークリングワイン、スプマンテで乾杯!
おなかすいた~という、かなり切羽詰まった声を聞いて、しっかり食べるなら辛口、とリストには無かったプロセッコ(ブドウ品種、ワインの名前でもあります)をグラスで出していただきました。
温めたフォカッチャ。オリーブオイルと一緒に。
鶏レバーのパテ、グリーンマスタードソース添えと、生ハムの盛り合わせ。
白アスパラガスとずわい蟹のサラダ、トリュフマヨネーズ添え。
細めのフレンチフライはオリーブオイルでからっと揚げてあって身体にも良さそう。
アランチーニ。
ケチャップライスのコロッケとソースの組み合わせはどこか懐かしい味・・・
写真はないですがボロネーゼのパスタをいただいた後は、チーズの盛り合わせ。
ホームページを見て楽しみにしていた”おじさん”のチーズ(HERVE MONS氏、フランス最優秀チーズ熟成士初代4名のうちの一人)は残念ながら品切れでした。
この日、実はおしゃべりに夢中になりすぎてメモを取らず、終電が近い!と急いでお店を出たのでボトルの写真も撮影せず・・・後日、店長さんにメールで飲んだワインを教えていただきました~
白は、イタリア・プーリア州のボンビーノ・ビアンコ種。イタリアのワインは土着品種が多くて知らないことばかり。ボンビーノも初めて飲みました。酸味が豊富で、フレッシュ&フルーティーな辛口。
C・O・D・I・C・I Bombino Puglia I.G.T. 2008
赤は、いい感じに酔いが回って、ちょっと高くてもいいじゃん~と、ジュヴレ・シャンベルタンの「怪人」と称されるフィリップ・ルクレールのアン・シャンを。フィリップ・ルクレールのワインは、遅摘み、ろ過・清澄なし、高い新樽率、が特徴。ボリュームのある魅惑的な香りにまずうっとり、でも飲んでみるとマッチョで野性的・・・ちょっとセクシーなビーストのようです。美女を襲うヴァンパイアとか、狼男とか、夜、満月、血、そんなイメージ。まさに、肉食系の女子飲みにぴったり!?
Philippe Leclerc Gevrey Chambertin En Champs 2006
最後に、2日早いお誕生日祝い!店長はじめスタッフのみなさんも、大画面でのサッカー応援に来ていた他のお客様も、みんなで合唱♪ バースデープレートにはイタリア語で「お誕生日おめでとう(buon compleanno auguri)」。
雨の中あわただしく別れたけど、みんな無事帰りついたかな?
次回をお楽しみに~
2010年6月17日木曜日
渋谷 IZAKAYA VIN
一次試験まで、あと2カ月ちょっと・・・
前回の授業に引き続き、テイスティングはワイン以外のお酒。何と今回は、すべて無色透明!全く意味はないけど、面白いので写真を撮ってみました~
先生曰く、アルコール度数も高いので、香りだけで判断した方がいい、とのこと。となると、授業が終ったあとはどうしても飲みたくなってしまいます。まっすぐ帰るつもりだったのに、誘われると、「ま、22時半くらいまでならいっか~」という気分になり、結局、渋谷マークシティ裏のIZAKAYA VIN(http://r.tabelog.com/tokyo/A1303/A130301/13002063/)へ。
白はそれぞれ飲みたいのをグラスで。リースリング、プイィ・フュメ、ヴーヴレをオーダー。鶏白レバームース、温野菜、じゃがいものしゃきしゃき炒めと。
ホロホロ鳥を追加して、赤はコルナス。ローヌ北部右岸地域のAOCの語呂合わせ「右手でロティ、今度はグリエ?ジョセフ、そんなに凝るなっぺ!泡吹いてるよ!」の、コルナっぺです。
ワイナリーが売却されてしまったとかで、もう手に入らないワインだそう。退屈でたまらない田舎らしい。ワイン造りも農業、若者が離れるのは仕方ないのかな~
前回の授業に引き続き、テイスティングはワイン以外のお酒。何と今回は、すべて無色透明!全く意味はないけど、面白いので写真を撮ってみました~
先生曰く、アルコール度数も高いので、香りだけで判断した方がいい、とのこと。となると、授業が終ったあとはどうしても飲みたくなってしまいます。まっすぐ帰るつもりだったのに、誘われると、「ま、22時半くらいまでならいっか~」という気分になり、結局、渋谷マークシティ裏のIZAKAYA VIN(http://r.tabelog.com/tokyo/A1303/A130301/13002063/)へ。
白はそれぞれ飲みたいのをグラスで。リースリング、プイィ・フュメ、ヴーヴレをオーダー。鶏白レバームース、温野菜、じゃがいものしゃきしゃき炒めと。
ホロホロ鳥を追加して、赤はコルナス。ローヌ北部右岸地域のAOCの語呂合わせ「右手でロティ、今度はグリエ?ジョセフ、そんなに凝るなっぺ!泡吹いてるよ!」の、コルナっぺです。
ワイナリーが売却されてしまったとかで、もう手に入らないワインだそう。退屈でたまらない田舎らしい。ワイン造りも農業、若者が離れるのは仕方ないのかな~
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