2010年3月28日日曜日

春のお花見ワイン会

1月のピノだけ!の会からはや2ヵ月・・・
今回のワイン会は四ツ谷の土手でお花見です。


結婚式向けに何か手を加えているのかと思うほど、聖イグナチオ教会周辺の桜だけは開いていましたが、全体的にはまだ一分から三分咲き、といったところ。

お花見と言えばピンク色のイメージですが、さすがにロゼしばりはキツい、ということで、お花見に合う!と思ったワインを各自持参。

昼過ぎに集合したら、まずは手分けして食べるものと割り箸、お皿などを調達。しっかり防寒対策をしてきたので、太陽がさんさんと照って暑いくらい。


ワインに関しては決して手を抜かないこの会のリーダー。グラスやソムリエナイフから、こだわりの氷まで、準備万端。

特に、このワインクーラーは周囲の注目を集めてました~


みんなそろったところで、かんぱ~い!


スパークリング ボヌールロゼ NV まるき葡萄酒

国産ぶどう100%で、ほんのり甘口。小さなころのお誕生日会を思い出しました。


ブーランジュリーPAULのペシェ(ツナのサラダ)とアトランティック(サーモンのサラダ)。くるみとドライフィグが入ったパンもおいしかった!
チーズはブリー&ブルサン、そしてブルー。


PIZZA SALVATORE CUOMO 四ツ谷でもテイクアウト。
世界コンペティションで連続受賞したとかいう、チェリートマトとバジル、モッツァレラのピッツァ、D.O.C(ドック)。厳格な生産地規定のみの素材を使用した、という意味らしい。ワインみたいですね~


アンジェリーナは、春キャベツとエビ・ツナのクリーム仕立てのピッツァ。


志乃多寿司のいなり寿司。かんぴょうののり巻きと15個ずつ。


このいなり寿司、幹事が「親父が子供のころから食べてる」そう。創業90年というお店の外観は、こんな感じ「びっくりするよ」という前置きがあって、中へ・・・


お品書きは、いなり寿司とかんぴょう巻きの組み合わせだけ!


大おかみ、といった風情の方が一人でお店番。
田舎で祖父母がやっていた頃の旅館に似ていて何となく懐かしい。


このほか、オリーブや生ハム、スモークサーモンなど、ワインのお供がたくさん。


ユアソーバブリー ロゼ ペティアン・ナチュレル ナナ・エ・ヴァン・コンパニー

フランス、ロワール地方の天然酵母を使った自然派の微発泡ワイン(ペティアン)だけど、ガス圧は9気圧あって、文字通りバブリー。はじけてます!カベルネ・ソーヴィニヨン50%、グルナッシュ30%、サンソー10%、コー10%。赤い果実の味わいで、意外とドライ。名前もエチケットもかわいい!


グレイスワイン グリド甲州 2008 中央葡萄酒

山梨県勝沼産の甲州種100%。JWC(国産ワインコンクール)2009年甲州辛口タイプ、金賞・最優秀カテゴリー賞受賞。酸味は控えめで、白桃のような甘みと心地よい苦み。魚料理に合うそうで、かんぴょう巻きの海苔の香りと相性ぴったり。


シルヴァネール・レゼルヴ ドメーヌ・ヴァインバック 2007

フランス、アルザス地方。シルヴァネール100%。シュロスベルクの丘の麓に広がる畑、クロ・デ・キャプサンで栽培したシルヴァネールで造られたワイン。白い花の香り、ミネラル、はちみつ。


ドメーヌ・デ・グランジュ・ド・ミラベル ヴィオニエ ドラルデッシュ シャプティエ 2007

フランス、アルデッシュ地方。ヴィオニエ100%。ヴィオニエならではの、ライチのような香りが春らしいのに、味わいはきりり。


コス フラッパート 50%ヴィニフィカート エ アフィナート イン アンフォラ 2008

週末の試飲販売会で購入した、イタリア、シチリア島のワイン。いちごを思わせるポップな味わい。


コート・ド・カスティヨン シャトー・プピーユ 2005

フランス、ボルドー地方、AOCコート・ド・カスティヨン。メルロー100%。ブラインドでペトリュスに勝ったと言うシンデレラワイン、プピーユのセカンド。カシスやバニラの香り、控えめでなめらかな渋み。


夕方になって日が陰って、急激に気温が低下!お手洗いを借りた某有名ホテルでついでに暖を取ったり、帽子やフードをかぶったり、カイロを貼ったり・・・
それでもやっぱり寒い!

誰もがそろそろ限界か・・・と思い始めたころ、幹事の奥様からわかばのたいやきの差し入れ。生地が薄くて、ぎっしり粒あんが入っていて、ほかほか。


周囲で盛り上がっていた人々がどんどん撤収していきます。残すところあと2本、というところでやっぱり寒さに耐えきれなくなって、幹事宅へ移動。

モルゴン キュヴェ・デ・グラン・クラ ペール・ギヨ 2007

フランス、ブルゴーニュ地方、ボジョレー地区、モルゴン村。ガメ100%。
モルゴンのワインは特に長命で、樹齢100年以上のブドウから造った、というだけあり、ピノと間違うほど深みがあって、粉コショウのようなスパイシーさも。
良い意味でガメらしくなく、心地よく裏切られた感じ。



シャトー・サン・ピエール 2005

フランス、ボルドー地方、AOCサン・ジュリアンの4級格付けシャトー。カベルネソーヴィニョン75%、メルロー15%、カベルネ・フラン10%。甘草、バニラの香り、たっぷりした黒い果実の甘み。


開始から約7時間、ワインを屋外で7本、屋内で2本空け、幹事宅のめずらしいビールまでごちそうになって、WSET®中級のテキストを使ったワインにまつわるクイズ大会で盛り上がって、ちょっとお勉強した気にもなったところで、本日はお開き。



ワインは一人1本消費した計算。いつもより控えめだったのは、寒さのせい?




2010年3月27日土曜日

中目黒 La Boucherie du Buppa

ジビエが美味しい、ラ・ブーシェリー・デュ・ブッパ(http://r.gnavi.co.jp/a293400/)へ。

ブーシェリーは「肉屋」、ブッパはマタギ用語で「鉄砲撃ち」の意味。トロワピエロというお店が先月末にリニューアルオープンしたばかり、とのこと。生ハムやパテ、炭火焼などを少しずつ、おもしろいワインと一緒に楽しめる、肉食ワイン好き女子にはたまらないお店。

店内には特注の冷蔵ショーケースがあって、シカやイノシシ、カモなどのお肉の塊がぶら下がっています。一見お洒落なインテリアかと思ったら、本物だって。写真はぐるなびでご覧下さい(グロースなビジュアルはちょっと苦手・・・)

大幅に遅刻して、途中退席する人のためにもう開いていたピノを横目にあわただしく一杯目の泡でのどの渇きを癒して、参戦。

テーブルの上に並んだお料理は、まるでスイーツのようなかわいらしさ。ナイフが刺さってるのが繋ぎを使っていないコルベールのパテ、深い色合いの猪のブーダンノワール、いちごが載っているのはフォアグラのパテ、そして、14ヶ月熟成の自家製千葉県産幻霜豚の生ハム。


岩手清流鶏白レバーのキャラメルプリン。


サッサイア ガルガーネガ・デル・ヴェネト IGT 2007 アンジョリーノ・マウレ

ガルガーネガ85%、トレッビアーノ15%。ガルガーネガと言えばソアヴェのイメージが強いけど、全然違った。開けてすぐの硫黄のような独特の香りは二酸化硫黄無添加のためだそう。微発泡で、にごりがあって、時間が経つにつれて外観や味わいが変わっていくのがおもしろい。




ヴァン・ド・ペイ・ドゥ・アルデッシュ バビオル アンドレア・カルク

フランス、コート・デュ・ローヌ地方の自然派、亜硫酸無添加のワイン。お勧めされた中で一番リーズナブルだったので。シラー40%、カリニャン20%、グルナッシュ20%。造り手はチェコ出身で、ビオディナミの神様、ニコラ・ジョリーと一緒に母国で醸造の指導をしたりしている人らしいです。



生野菜スティック バーニャカウダソース。水滴が付いているように見えるのは、ほんのり塩味の新しい野菜、アイスプラント。日本では雫菜と言うらしい、美しい名前。ソースがコクがあっておいしい。


鰤のグリル、赤ワインソース。



静岡県産デュロック種(茶豚)ロース、勝浦産猪肉ロース、地鶏の炭火焼。もうおなかいっぱい・・・でも、3人でこの量ならまだ少しずつ食べられます。ちょっと残しちゃったけど。


大阪府羽曳野市、仲村わいん工房 蝶・大阪メルロー

メルロー97%、ミツオ・レッド3%。恥ずかしながら大阪でワインできるなんて初めて知りました。昭和初期には山梨県より大阪府のほうが多くのブドウが栽培されていたらしい。新世界ものはオークチップを入れたり、樽熟成させたりが多いけど、発酵・熟成はステンレスタンクのみ。「スズメバチが教える葡萄畑から」の言葉どおり、ハチについて行けば仲村さんの畑に辿り着けるほど熟した甘いぶどうで造るから、豊かで凝縮した味わいになるんだとか。



これだけお肉が続いても飽きないのは、プレゼンテーションの可愛らしさと、少量でいろいろ食べられて、おもしろいワインをいろいろ教えてもらえるからかな。

でも、明けて今朝は葉っぱをたくさん食べてバランスを取りました~



2010年3月23日火曜日

お手頃伊ワイン 特別試飲販売会

毎年、黄砂が飛んでくる日はなぜか必ず寝込む・・・せっかくの3連休も最終日になってやっと熱が下がり、レストラン向けインポーター、テラヴェールさんのイタリアワイン試飲販売会(http://www.adv.gr.jp/cat/curriculum/tokyo/200910/721/1131.html)へ。

テイスティングしたのは合計30種類。ふつう、全部”ごっくん”するわけではないと思うですが、先客の中にはすでにかなり盛り上がっている方々が・・・

①ヴェネト州、マルスーレ(造り手)のプロセッコ”ヴァルドッヴィアーデネ”エクストラ・ドライ。急斜面の畑で有機栽培したというプロセッコ。


②ロンバルディア州、ヴィッラのフランチャコルタ・ブリュット・ミレジマート、2005年。シャルドネ80%、ピノ・ビアンコ10%、ピノ・ネロ10%。フランチャコルタとしてはめずらしくビオロジックを採用。


アルト・アディジェ州、ニーデルマイヤーの”クラブ・トラディション”③ピノ・ビアンコ、④ピノ・グリージョ、⑤シャルドネ、⑥ピノ・ネロ。こってり、オイリー系の③ピノ・ビアンコを購入。クリームソースのお料理に合わせたいな~


アルト・アディジェ州、フランツ・ゴイエルの⑦ラグレイン、⑧ラグレイン・リゼルヴァ、⑨メルロー”スピツ”。ラグレインというブドウ品種を飲んだのはこれが初めて。とろっと紫色のプルーンのシロップのようにぎゅっと濃ゆい味わい。



ピエモンテ州、モッカガッタの⑩ランゲ・シャルドネ、⑪ランゲ・シャルドネ”ブスケット”、⑫ランゲ・ネッビオーロ。


ピエモンテ州、マッテオ・コレッジアの⑬バルベーラ・ダルバと⑭ロエロ・ロッソ。どちらもミディアム・ボディで飲みやすい。


⑮ピエモンテ州、ラ・カ・ノヴァのバルバレスコと、⑯ヴェネト州、カ・ラ・ビオンダのヴァルポリチェッラ・クラシコ・スペリオーレ”カンポ・カザル・ヴェッリ”。単一畑カサルヴェッリのぶどう100%、ブルゴーニュファン向け、という⑯を購入。


トスカーナ州、⑰モンテセコンドのキャンティ・クラシコと、⑱リヴェルナーノのキャンティ・クラシコ・リゼルヴァ。⑰のカエルの絵は、ニコラ・ジョリーに傾倒してビオディナミを実践しているから、だとか。⑱はサンジョベーゼ80%、メルロー20%、けっこう好きな感じで、ピンクも可愛いかったけど家飲みやお持たせ用としてはちょっと予算オーバー・・・


トスカーナ州、チャッチ・ピッコロミニ・ダラゴナの⑲I.G.T.ロッソ・トスカーナ、⑳サンタンティモ・ロッソ”アテオ”、(21)ブルネロ・ディ・モンタルチーノ。


マルケ州、レ・カニエッテの(22)ロッソ・ピチェーノ”ロッソ・ベッロ”、(23)ロッソ・ピチェーノ”モッレローネ”。エチケット(ラベル)がイタリアっぽい。しっかりした味わい。


マルケ州、サルタレッリの(24)ヴェルディッキオ・ディ・カステリ・ディ・イエジ”クラシコ”と(25)ヴェルディッキオ・ディ・カステリ・ディ・イエジ”トラリヴィオ”。マルケ州の土着品種、ヴェルディッキオも飲んだのは初めて。シトラス感とミネラルたっぷりだけど、ちょっと苦手だったかな・・・


シチリア島、コスの(26)ラミ、(27)ピトス・ビアンコ、(28)フラッパート、(29)ピトス・ロッソ。ボトルの形から味わいまで一番おもしろく感じた造り手。白はグレカニコ、赤はフラッパートというシチリア島の固有品種を使い、アンフォラで発酵・熟成。お花見用に、ちょっとポップな味わいの(28)を購入。


(30)ピエモンテ州、シボーナのグラドゥアータ・グラッパ・ディ・バローロはちょっと舐めてみた程度でおしまい。合計3本お買い上げ。試飲代の1,000円が戻ってきて、ちょっと得した気分。

いろいろ飲んだし、がっつりごはん、という感じでもなかったので、ラ・バレンシアーナで(http://r.tabelog.com/tokyo/A1306/A130602/13092097/)タパスをつまみながら、一杯だけ・・・

小エビのにんにくオイル煮。ぷりぷりで、唐辛子がきいていて、パンをつけて食べるとおいしい。


トマトとアンチョビのサラダ。生玉ねぎのみじん切りたっぷり。これ食べたあとに人に会うのは無理。


がっつり食べなくていいや~と言いながらも結局頼んだ、本日のパエリア。サフラン、というよりケチャップ風味?パエリアにうるさい二人、炊きあがりを楽しみに待ってたので、残念でした・・・


本日のおすすめ、だった、生チョリソーとイベリコ豚の盛り合わせ。これは当たり!でした。


めずらしく控えめな量だけ飲んで、喫茶店で苺のショートケーキを食べて帰りました。女の子っぽいでしょ?たまには、ね。




2010年3月20日土曜日

歓迎会

あっ、という間に、今年度も終わり。というわけで、歓送迎会の季節
。新しく入社&異動されてきた方々を囲んで、東洋食堂 百(http://r.tabelog.com/tokyo/A1306/A130601/13034241/)にて。

乾杯は毎回ボスのテンションが上がる、赤星で。現存する日本最古のビールブランド。熱処理ならではの味わい、らしい。ビール党じゃないのでいまいち違いが分からないけど、とりあえず一杯目は美味しい!


左の前菜盛り合わせは豆モヤシのナムル、キンピラさん、青菜のナムル。意外と薄味です。右は、チョンガク(韓国の小ぶりの大根)キムチ、オイ(キュウリ)キムチ、白菜キムチの盛り合わせ。大根のキムチは苦みのある独特の味。


牛レバ刺しはごま油につけて。超厚切りをサクッと噛み切ると、甘くてとろ~り。この店に来る日は朝から「レバ刺し食べるぞ~」と気合が入るくらいハマる一品。


韓国料理にはやっぱりこれ!マッコリをヤカンで。このヤカンは「4号」です。


お野菜を溶かしたカマンベールと一緒に食べるサラダ。韓国料理・・・じゃないけど、こういうおしゃれ系のサラダが流行ってるのかな~


黒米、黒豆、緑豆、玄米などをブレンドした百穀米の甘いおいなりさん。韓国語では「ユブ(油揚げ)チョパブ(すし)」。ランチの百穀米の石焼ピビンパもおいしい。


アサリと雑魚のチヂミ。カリカリに炒った香ばしいじゃこがどっさり・・・


ポッサム(ゆで豚の野菜包み)のBEFORE・・・


AFTER!ほっかほかに湯気が立ってるのが、わかります?


少し甘いお味噌で味がついているゆで豚と、ごまの葉&白菜の辛めのキムチを野菜と一緒にいただきます。韓国料理はお野菜をたくさん食べられるからいい。


五目チャプチェ。普通の細い春雨だったけど、太めの韓国春雨の方が好み。


シメは、カムジャタン。さらりとしていてゴマ風味は控えめ、ピリ辛のタイプ。ジャガイモだけじゃなくて、サツマイモも入ってました。新しい!


おいしいものを食べて、飲んで、楽しい時間を過ごすと、ぐっと距離が縮まる気がする。あ、もしかして飲んでない人はそれほどでもない?逆に引いてたりして。