2010年1月22日金曜日

新大久保 松屋 カムジャタンの集い


寒かった月曜日、かぜ気味だったのでお風呂であったまって早めに寝たら、翌朝、首から左肩にかけて激痛。寝違えたのか、加圧トレーニングで痛めたのか不明なまま、今日まで全く良くなる気配がなかったので、ひさびさに整体へ。

体全体の歪みを矯正してもらい、痛めた肩にテーピングを巻いてもらって、ずいぶん楽になりました。もっと早く行けば良かった。

筋肉が炎症を起こして熱をもっており、かなり重症、とのこと。あったまると痛いので、「今日はお酒はだめ」と言われてしまいました・・・

しかしすぐその足で、同僚の快気祝いに「カムジャタン」で評判の新大久保の松屋(http://r.tabelog.com/tokyo/A1304/A130404/13000028/)へ!

集まったのは、かつてひと月に一度は新大久保で韓国料理に食べに行き、本場ソウルへ「くいだおれの旅(1日6食は食べました・・・)」に出かけたメンバー。
整体と同じく、こちらもずいぶんひさしぶり。

カムジャタンの「カムジャ」とは韓国語でじゃがいものこと。直訳すると「じゃがいも鍋」ですが、豚のしっぽの骨と背骨を長時間煮込んで、粉唐辛子、ゴマ、ニンニクを加えたスープに、じゃがいもやえごまの葉などが入っています。

初めて食べたのは、留学時代。明け方まで韓国人の同級生と飲み倒した後、酔いざましに、と食べたのは頭のてっぺんから汗が噴き出すほど激辛でした。

松屋のカムジャタンは、ごまの風味が豊かで、コクがあってマイルドな辛さ。遅刻して行ったので、スープとじゃがいもをおかわりさせてもらって、堪能しました~




じゃがいもはそれほど沢山入ってなくて、骨のまわりにくっついた豚肉をちまちま食べるのが楽しい。最後に、ごはんや韓国のり、ネギ、ごまを足して汁なしのおじやにしてもらうのがお決まりのコース。スープにくぐらせて食べてもおいしい!



大好きなマッコルリが飲めなかったので、今日は食べるのに集中。
甘いネギがたくさん入ったネギチヂミはボリュームたっぷり。



おなかいっぱい食べて、一人2,500円。
韓国料理はおいしくて、安くて、きれいになれる(気がする)から大好き。

つらい痛みを忘れられたひと時でした~



2010年1月20日水曜日

ピノだけ!のワイン会

先月のハモン・キヨシ解禁!に引き続き、年明け初めてのクラスメートとのワイン会。今回は、ピノ・ノワールだけ!定休日に無理をお願いして表参道Latino(http://www.latino2007.com/)にて。

晴れ着姿の新成人を横目に集まって、祝日の月曜日、14時に開会です。
冷やしている泡や白を除いても、この本数。ピノ・ノワールなので、ブルゴーニュ型のなで肩のボトルがほとんどだけど、ちょっと細身だったり、太っちょだったり・・・



Desire Dourdan Champagne 1er Cru Brut NV
乾杯は、ピノ・ノワール50%、シャルドネ50%のシャンパーニュ。酸味がきれいで、さわやかな味。お誕生日のお祝いに、いちごを持ってきてくれました。厳選してくれただけあって、甘い!映画「プリティ・ウーマン」を思い出す、と言うと、世代が分かっちゃうね。ラストシーンがベタで良かったな~



ブランダード・サラダ仕立て
ブランダードは、魚、牛乳、クリームを煮込んでペーストにしたもの。本来は、タラで作ることが多いそう。やさし~い味です。



DANIEL COLLIN Brut Tradition Blanc de Noirs (Bayes) NV
こちらは、ピノ・ノワールと、ピノ・ムニエの黒ブドウのみで造ったシャンパーニュ。ブラン・ド・ノワールは、黒ブドウで造った白ワイン、という意味。1本目と比べると、ふくよかさと、カラメルのような香ばしさが際立って、ちょっと個性的な味わい。



いのししの生ハムのムースと、丸いほうがいのししのリエット。



SPATBURGUNDER QbA TROCKEN WEINGUT ERNST BRETZ 2007
ドイツ、ラインヘッセン地方のシュペートブルグンダー(ピノ・ノワールの別名)。ブラン・ド・ノワールだけど、ロゼのような淡いピンク色。花、それからビネガーのような酸味を感じる香り。色と同じく、白ワインとしては変わった味わい。ふっくらとした味わいの黒ブドウで造ったシャンパーニュっぽい味。



Alsace Pinot Noir Domaine Eugene Meyer 2008
いちごやラズベリーの香り、果実をかじったときのような酸味が、とにかくフレッシュな印象。後味に、果皮のエグみのようなタンニンが長く残るのが、また若い感じ。女子高生みたいなイメージ。



Oregon Pinot Noir
見た目は、少し曇った感じ。本当にピノらしい、かわいらしい赤い果実の香り。1つ前のアルザスよりも厚みと、甘みがあって、でも直球のピノ。ノース・ウエストの雨上がりの日なたを思わせます。

いのししの生ハムと、ハムと一緒に・・・とろけます。



いのししのセルヴェル・ケーパーソース
セルヴェルはいのししの白子!少ししか手に入らない、貴重なもの、と聞くと、余計おいしく感じる・・・ふんわり口の中で溶けます。



次の2本は、ブルゴーニュ地方、コート・ド・ボーヌ地区、オークセイデュレス村の飲み比べ。標高の高い、冷涼な斜面で造られたワイン。

Auxey-Duresses 1985 Domaine Bernard Delagrange
1985年って、もう25年も前だよ!という話でひとしきり盛り上がって・・・色はややオレンジがかっていて、香りにも熟成感。時間が経つと、バニラのような甘い香りも。長く漬け込んだ梅酒やダークチョコレートのような深い甘み。



Auxey-Duresses Premier Cru 2004 Domaine Roulot
ムルソーでは有名なドメーヌの一つ、ルーロの赤。とろりと煮詰めたフルーツに焦がしたパンの風味・・・この組み合わせで、なぜかお好み焼きを連想(広島風のオタフクソース)。ドメーヌを運営するジャン・マルク・ルーロはパリで演劇俳優として活躍していたイケメン、だそう。



エスカルゴのブルギニオンと、いのししのレバーペースト
濃厚なレバーは、肉食系女子(ほぼ全員がそうだけど・・・)に大好評でした。



Bourgogne 2004 Domaine Vincent Sauvestre
数年前に旅行に行ったときに買って、ずっと冷蔵庫に入れてたから不安・・・と言いながら開けたけど、大丈夫だったね。ぐるぐる巻きが良かったのか?ブルゴーニュらしい、綺麗なピノ。



CHACRA 55 "Cincuenta y Cinco" Pinot Noir 2007 Bodega Chacra
アルゼンチンのパタゴニア地方に1955年に植えられたという古樹の葡萄から造られたワイン。ブラックベリーのソース、バニラの香り、果実味も濃ゆい。パタゴニアは乾燥していて朝晩かなり寒いのに、やっぱり新世界らしい陽性のワインになっちゃうんだね・・・



いのししスネ肉のきのこラグー・アンココット



Bourgogne en Montre Cul 2007 Domaine Regis Bouvier
一番おもしろいエチケットなのに、写真がなかったので、シェフが撮ったのをお借りしました。男の子の前を歩く女の子、スカートの中が見えちゃってます!「Montre Cul」は、「おしりを見せる」という意味・・・ネーミングと、エチケットの絵の可愛さ同様、淡いルビー色で、赤い小さな果実の香り、酸味とフレッシュな味わいがいかにもピノらしくチャーミング。



次の2本は、カリフォルニアのオー・ボン・クリマとカレラの飲み比べ。

Au Bon Climat 2006 "Isabelle"
カリフォルニア州サンタバーバラにある、オー・ボン・クリマは、ブルゴーニュ・スタイルの造り手。ほとんどのワインが畑ごとに造られているなかで、娘さんの名前にちなんだ「イザベル」は複数の畑で(「どの畑かは秘密」らしい)とれたブドウから造っているので、「深みがあって、複雑性がある、とてもシリアスなピノ」になるらしい。授業で飲んだサンタ・マリア・ヴァレーより、濃く、ぎゅっとひきしまった印象。甘苦いと感じるほど、凝縮された果実の甘み。



Calera Milles Vineyard, Mt. Harlan 2006
華やかな香りは赤、というよりも紫のイメージ。新鮮な果実を煮詰めて作ったジャムのような味わい。カリフォルニアのオレンジ色の日差しをさんさんと受けて育ったブドウから造ったのが分かる気がします。



いのししの内臓ソテーの盛り合わせ
手前がレバー、左がひ蔵、上が心臓、が右が腎臓、だそうです・・・



持ち込みのワインは以上で終了~
ここから先は、シェフにワインを出してもらって・・・

Raoul Clerget Pinot Noir "Cuvee Vieilles Vignes" 2008 L'ILE de BEAUTE
めずらしいコルシカ島産のピノ。とってもキュートなワイン。「イル・ド・ボーテ(美しい島)」はコルシカ産の呼称。地中海で一番美しい島・・・行ってみたい!



Vin de Liqueur Ratafia de Champagne Henri Giraud
ラタフィア・ド・シャンパーニュ。シャンパーニュ地方のマール(シャンパーニュの絞りカスを発酵・蒸留したブランデー)にブドウ果汁を加えて、熟成させた果実酒。アンリ・ジローはモナコ王室をはじめ本物のセレブ御用達のシャンパーニュの名門(チョイ悪オヤジのバイブル、LEONも取り上げてたみたい)。黄桃や杏のコンポートのようなとろとろっとした甘みにちょっと香ばしい熟成した風味が加わって、見た目そのもののきらきらゴールドな味わい。ただ甘いだけじゃなくて、深みがある!箱もボトルも、すてき。



ガトーショコラ・山ブドウソース
甘いものはあまり得意じゃない(限界を超えると、身震い)けど、チョコレートとフルーツソースは好き。お誕生日おめでとうの、チョコレートの文字までばっちり食べました!ハートがかわいい~みんなにお祝いしてもらって、本当にうれしかったです。ありがとう!!



いったん、ここで一次会はお開き。何人か帰ったけど、まだまだ宴は続いて・・・

いくら何でもそろそろピノ以外が飲みたい、赤じゃなくて白がいい、という酔っ払いたちのわがままに応えて、シェフが根気よくいろいろと見繕ってくれて、選んだのがこれ。

Riesling "Les Pierrets" 1996 Domaine Josmeyer
エチケットが可愛くて気になった、フランスのアルザス地方のリースリング。キュンとするかんきつ系の酸味が懐かしい冬を思いださせる(みかんつながり?)ワイン。



ゴルゴンゾーラチーズと、メンブリージョ。ドルセ・デ・メンブリージョは、カリンに似たマルメロの果肉を甘く煮詰めて、 冷やし固めたもの。スペインではチーズと合わせるのだそう。チーズにはちみつを合わせる方が好きな人も居たみたいだけど・・・



LES ASPRES CUVEE LEA 2004 Domaine Lafage Cotes du Russillon
レイシス・ワンは飲んだことあるから、飲んだことないのにしよう、と選んだラファージュさんのワイン。この頃には飲むペースがかなり落ちていましたが、時間が経つほどに香りが立ち上がって、ゆっくり楽しめました。



「明日、仕事だから」と言いつつ、「あと1時間だけ・・・」「あと30分だけ・・・」と延長に延長を重ねて、23時にようやくお開きに。12人で17~8本飲みました。

また次回!




2010年1月15日金曜日

誕生日

誕生日の2日前、仕事がひと段落したので、東京体育館の敷地内にあるフレンチレストラン、アリスガーデン(http://r.gnavi.co.jp/p215300/)へ。

部内ではもはや恒例になっている、バースデーランチとデザートプレート。
同い年で誕生日が3日違いの二人、一緒にお祝いしてもらいました~




お誕生日当日の夜は、お祝いメールをくれた相棒を誘って(半ば強引に)表参道Latino(http://www.latino2007.com/)へ。

Cava Vinidelsa Duche Chevallier Carte Rose Brut
スペイン、カタルーニャ地方のカヴァで乾杯。ピンク色が濃くて可愛い~。いちごみたいなフレッシュな感じ、でも辛口なので好み。飲み終わったら、グラスにも薔薇の花の絵が描いてありました。




前菜の盛り合わせ。白くて丸いのが、魚のブランダード、魚、ミルク、クリームを煮込んでペーストにしたもの。そのほかは、いのしし。リエット、プティ・サレの冷製仕立て(バラ肉を塩付けして煮込んだもの)、生ハム、と、いちばん手前がハム。上にのっているのは、イカ墨とブラックオリーブを練りこんだグリッシーニ



Macon Peronne Cuvee Vieilles Vignes 2006, Domaine du Bicheron
たっぷりしていて厚みがあって、干しブドウの中のちょっととろっとしたところのような甘み。余韻も長い・・・。平均樹齢が50年以上、1haは樹齢70年のブドウから造られたブルゴーニュの白。




フォアグラとりんごのソテー、バルサミコソース、トリュフ添え
運ばれてきたとたんに、旬のトリュフの香りがふわっと。火を通したりんごの甘みと、バルサミコの酸味、とろっとしたフォアグラ・・・しあわせな冬の味。



七草リゾット、トリュフ風味。
そういえば、今年は七草がゆを食べてなかった!これでまた一年、元気に過ごせるかな。



Château Prieuré-Lichine 2000
「お誕生日の人が選んでいいよ~」という言葉に甘えて・・・柔らかくて優雅なのに芯がしっかりしていて、こんな女性になれたら、と思えるワイン。お誕生日にぴったりだったかも。シャトー・プリューレ・リシーヌはボルドー地方、オー・メドック地区、AOCマルゴーの格付け4級シャトー。



シャラン産鴨のロースト・ソースポルト、野菜のグリルとトリュフ添え
これもトリュフたっぷり。ワインがさらにおいしい~



相棒がいろいろ気を揉んでくれてるのと、シェフがいろいろ熱心に説明してくれてるのをよそに、ほっこりした気持ちで満たされて、うとうと眠くなってしまいました。本当においしくてあったかい誕生日の夜でした!ありがとう~



そして、お誕生日にいただいたワインたちの紹介。
いま、冷蔵庫の野菜室はワインで満杯・・・セラーが欲しい。
中央葡萄酒、グレイスワインの甲斐ノワールは、ブラック・クイーンとカベルネ・ソーヴィニヨンの交配種だそう。美容部メンバーから「ちょっとクセがあるから、まいこたん、好きだと思う」とプレゼントしてもらいました。どういう意味?あくまで、味の話だよね?いつ開けようかな。楽しみです。



2010年1月10日日曜日

新年会

恵比寿のristorante della collina(http://www.ristorante-della-collina.com/)で、会社の新年会。

入口には、かわいい「ボーディングゲート」のサイン。「キャビンアテンダント」の欄には、今日の幹事さんの名前が。



バロン・ド・ブルバンブリュット・ロゼで乾杯。フランスのプロヴァンス地方でスパークリングワインを中心に作っている家族経営のワイナリーのもの。いちごのような甘い果実味と可愛いピンク色は女子ならとりあえず気分上がります。私にはちょっと甘すぎ?ピノ100%だったみたいなのも意外・・・




白はビアンコ・ボルゴサンレオ。これはイタリアのヴェネト州のワイン。飲み放題なので、あまりワインを飲まない人でもとっつきやすいのを選んでくれたのかな。フレッシュで口当たりが良い。



前菜は、トマトのカプレーゼ、野菜とバーニャカウダソース、ハム、などなど。



手長海老のグリルと、小さいイカにいろいろ詰めてマリネにしたもの。



鯛まるごとの塩釜焼きと、トマト風味の豚の角煮のようなもの。



商品の企画などをするクリエイティブな部署らしく、新年会と言ってもいろいろと凝っていて、チーム毎に熱の入った出し物を披露したり、ドレスコードを設定して「ちょい悪LEONボーイ」と「ボンドガール」を選出したり。でも、残念ながらここに写真を載せるのはちょっと憚られます・・・

それに負けず劣らず、お料理のほうもパフォーマンスたっぷりで登場。これは、塩釜を割っている様子。



赤は、カンティーナ・クリフォ カステル・デル・モンテ。イタリアのプーリア州のワイン。なんと5リットルボトルでした。香りはジャムのよう。しかし、香りが豊かなわりに、味は線が細く深みがなくかなり物足りない感じ・・・
強いて言えばトマトソースには合うかな~



乳飲み仔牛のロースト。これはやわらかくて最高においしかった。赤ワインがあまり合わなかったのが惜しい。パスタやピザも出て、本当におなかいっぱい。




食後には、イタリアのレモンのリキュール、リモンチェッロ。氷で冷やし固めてあります。香りはレモンなのに、飲むとアルコールの強さもあってすごぉ~く甘い。



デザートは、炎のアイスクリーム?
綿菓子のような甘くて香ばしい香りがお店いっぱいに広がりました。




まだ仕事始めから数日しか経ってないというのがうそみたい。
おいしいもの食べて飲んで思いきり笑って、全力疾走の1年がスタートです。